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根尖部の病巣の広がり

2023/08/03

こんにちは、静岡市駿河区にある歯科医院、小嶋デンタルクリニックです。
 
歯肉が腫れてきて痛む。
 
咬合時にも何か力が入らない感じで硬いものなどは噛めない。
 
そのような主訴で来院された患者様。
 
レントゲン撮影を行うと広範囲で病巣の広がりを認めました。
 

 

 
隣の歯まで覆うか覆わないかぐらいの大きさまで進行傾向。
 
原因としては昔治療している根管治療が原因となっている可能性もあります。
 
このような状態で放置していると、病巣はどんどん拡大していき隣の歯に移行したり、下方に進行すれば下歯槽神経麻痺を引き起こす可能性や、外傷による顎骨骨折のリスクも高まります。
 
早期に根管治療を行い病巣の範囲を小さくしていく必要があります。
 
状態が悪ければ抜歯も考えないといけないのかもしれませんが、十分根管治療でも治る可能性もあるためまずは保存を試みて根管治療を行います。
 
根管治療もできるだけ回数をかけたくないのが実際です。
 
ラバーダム下にて行いますが、できるだけ細菌暴露のリスクを減らすことや機械的な刺激を減らすことで歯根破折予防にもなります。
 
3回ぐらいで一旦根管充填予定。それまでに痛みや腫脹が引いてくれれば良いが。
 
根管治療は非常に難しい治療の一つです。
 
 
 

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