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症状はなく進行する根尖病巣

2023/06/29

こんにちは、静岡市駿河区にある歯科医院、小嶋デンタルクリニックです。
 
右下に違和感がある。
 
なんとなく疲れると歯茎が腫れるけど、そこまで支障もないからずっと放置。でもなんとなく気になるから見てほしいとのこと。
 
被せ物を行っている部位であるが顕著に歯肉は腫脹。
 
部分的な二次元レントゲン後、進行度をチェックするためにCT撮影を行いました。
 

 

 

 
かなり広範囲に病巣は進行し、骨が吸収している所見でした。部分的に一部歯根も吸収してしまっている状態。必要に応じて抜歯も検討しなくてはいけない状態かもしれません。
 
このように気がついたら治療が難しくなるほど進行していることがあります。
 
歯科治療において虫歯などは急性症状として出現して痛みとしてわかることがありますが、一度治療した特に神経のない歯においてはこのように慢性炎症として何度も繰り返しジャブのように効いてきます。なかなか歯科に通院するタイミングも難しく気がついたらこんなに進行ということがあります。
 
実は、神経をとった根尖病巣だけでなく歯周病においても慢性炎症の一つとして歯科においては大敵です。歯周病も症状として出血や軽度の歯肉腫脹がスタート。ほとんど日常生活で気にならないことが多いです。このような慢性炎症いわゆるサイレントキラーは年数を重ねるごとに大きなダメージを与えます。
 
できるだけ定期的に歯科に通院して未然に防ぐことが重要となります。
 
 
 

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