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食いしばりに対しての咬筋ボトックス注射

2023/06/06

こんにちは、静岡市駿河区にある歯科医院、小嶋デンタルクリニックです。

 

最初にお伝えすると当院ではボトックス注射は行っておりません。

 

しかしボトックス注射は一定の効果が望まれるので、いいと思います。

 

最近ボトックス注射で相談を受けることが何件あったためまとめたいと思います。

 

近年やはり歯科的な問題を訴える方の共通事項として多いのが、食いしばりや顎関節痛。

 

マスクをしていた期間も長かったのも影響したのか、食いしばりによる口腔内の悪影響が多発しているイメージがあります。

 

治療中もなかなか口を開けられない方、口を開けても長く保持できずに閉じてきてしまう方。

 

口を開けるということは治療を適切に受ける上では重要なことなのですが、それができないと治療をする方もかなり苦しいのが実際です。拡大鏡を用いながら少ない開口量でも治療は頑張るのですが。

 

食いしばりや歯軋りは人によっては、寝ている時以外の日中にも起こる方もいます。

 

TCHと呼ばれるのですが、もはや癖ですね。

 

食いしばりが原因で首や肩こりや片頭痛などが起きることもあります。

 

一般的に治療としては就寝時にマウスピースを入れていただくこととなりますが、このマウスピースも破壊してしまう方もいます。マウスピースを破壊してしまう咬合力が無意識下で起きているのは、歯に取って恐怖であり、詰め物などはどんなに硬いセラミックを入れても外れたり割れる原因になりますし、歯自体も割れてしまいます。

 

そこでボトックス注射。

 

咬筋と呼ばれる咀嚼で使用する最も大きな筋肉にボトックス注射を行うことで、筋肉の過緊張を緩めて咀嚼力を弱めます。ボトックス注射を行うことで1週間ぐらいかけて徐々に効いてきて、4ヶ月から6ヶ月ほどは持続すると言われます。

 

保険ではできないため自費の治療になりますが、一定期間の効果としては高いと考えられます。

 

しかし容量を多く入れてしまうと、筋肉が弛んで噛みにくい、顔が少し垂れたという報告も聞きます。

 

入れる量をしっかりとコントロールできればとても良い治療だと感じます。

 

当院でも導入は検討しています。まだ行っていないので、気になる方は行っているクリニックを探して色々聞いてみてください。

 

 

 

 

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