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歯の溝が黒い

2023/04/19

こんにちは、静岡市駿河区にある歯科医院、小嶋デンタルクリニックです。

 

歯が黒くなっている。。

鏡を見てこれはまずい…実際患者さんで同様なことを訴える方は多いです。

 

痛みはないけど黒くなっているこれは虫歯ですよね?

 

 

歯には無数の溝があり、歯が萌出したてが最も溝が深く、大人になればその溝は消えていきます。

 

虫歯にはできやすい好発部位というのがあり、その好発部位の一つに咬合面、歯の溝があります。

 

この溝は大人になるとなぜ消えてくるのかというと、咬耗によるものです。食事などで適切に噛み合わせができている咬合面であれば、溝の周りが擦り減り、結果歯の溝が平らになっていきます。

 

歯並びの関係でうまく咬合ができていない場合は歯の溝が残り続け、その溝に着色が入り込み黒くなったり、もちろん虫歯になることもあります。

 

もちろん歯の並びは良い咬合関係もいいけれど、食事であまり奥を使用していなかったり、硬いものを食べなかったりすると溝が残ったりすることがあります。

 

予防処置として萌出したての時期にこの溝を予防的に詰める、「シーラント」という処置があります。

 

さて大人になりこの溝が黒くなって気になった場合どうするか。まずは進行度を確認します。触り深さはどの程度なのか、レントゲンで中で進行していないか。

進行していれば当然治療です。

 

しかし進行していない場合は何もしないもしくはシーラントを詰めるようにします。

 

結局詰めるためにはある程度削る必要がありますので、レジンなど歯に近い材料を詰めるとなれば健全な場所も削らなければなりません。あまり予防的ではないですよね。

 

シーラントは歯の表面を処理して歯に接着しやすいものを詰めるため削ることはありません。

 

歯の溝が黒い…歯科医院で精査し治療が必要なのか見てもらいましょう。

 

 

 

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