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ナイトガードのタイプは大きく2種類
2023/01/07
こんにちは、静岡市駿河区にある歯科医院、小嶋デンタルクリニックです。
ナイトガードと呼ばれる、名前通り睡眠時専用のマウスピース。
使用している方や、過去に使用を薦められた方など比較的多くいらっしゃると思います。
このナイトガードは大きく2つの種類があります。
一つは、ソフトタイプ。スポーツマウスピースに多いですが柔らかいタイプ。
もう一つは、硬いハードタイプ。レジンで作る場合もあればもともと硬いハードタイプのマウスピースもあります。
両方ともメリットデメリットがありますが、基本的にはハードタイプを使用します。
ソフトタイプに関しては、食いしばりを助長するケースが多くデメリット要素が大きくなる印象があります。
理由としては、スポーツ用マウスピースと同じで、耐久性不足と食いしばりの力が強くなる恐れがある点や通気不足により虫歯のリスクを高めるおそれがある点の3つです。
歯ぎしり・食いしばりの際に歯にかかる負荷は、自分の体重の2倍~5倍といわれます。
一般的に食事の際の噛む力は10kg程度とされています。そして一日において歯が噛み合う時間は食事の時間を入れても30分程度。
そのため歯ぎしり・食いしばりが続けばどうしても歯が削れ壊れていきます。
これを守るのがナイトガードです。
ナイトガード使用して、ナイトガードが早期に穴が空いてしまっている方などもいますが、ナイトガードを割ってしまうほどの力が持続して歯にかかっているということですので、使用していなければその分歯が削れています。
ナイトガードを装着することで、噛み合わせの高さが高くなるので噛み合わせても力が入りません。
噛み合わせにおいて最大力が働くのは顎関節の位置が関節窩に完全に入ったところで最大筋力が発生します。
噛み合わせが高ければ、顎関節は関節窩に入り切らないため筋力は最大化できません。
よって、使用していた方が顎は楽になるし、歯にとっても負担はなくなります。
しかしソフトタイプを使用していると少し話が変わります。
ソフトタイプは柔らかくより食いしばりができるため余計に顎関節に負担がかかる可能性が高くなります。
食いしばりがある方はソフトタイプは禁忌とも言えます。
ナイトガードにはタイプがあることと、自身の状態に合わせて調整や選択が必要ということになります。
気になる方はご相談ください。

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監修歯科医師
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医療法人社団GRIT 理事長
小嶋デンタルクリニック 院長
小嶋 隆三Ryuzo KOJIMA〔院長略歴〕
静岡市出身
鶴見大学歯学部卒 総合歯科
医療法人 麗歯会 加藤歯科医院 勤務
医療法人 UG会 多田歯科医院 勤務
医療法人 清明会 静岡リハビリテーション病院 非常勤 勤務
2013年 小嶋デンタルクリニック開設
2023年 医療法人社団GRIT 設立
2023年 コロンビア大学歯学部歯周病学分野所長兼准教授(1987-2015)、台北医科大学教授、学部長(2017-2023)ピーター・ワン先生の講座へ入局
2024年には、グローバルインプラントブランド「DIOインプラント」において、日本一の年間実績(症例数)を達成。
難症例や骨造成を伴うケースにも精通し、確かな診断力と精緻な技術で遠方からの患者も多く、信頼を集めている。
〔所属学会・所属団体〕
歯科医師臨床研修指導医
公益社団法人日本歯科先端技術研究所 インプラント認証医
BPS(精密義歯)クリニカル国際認定医
公益社団法人日本口腔インプラント学会
ISOI(国際口腔インプラント学会)
日本顎咬合学会
日本スポーツ歯科学会
日本抗加齢医学会
日本歯科医師会
静岡市歯科医師会 2020-2022 理事
静岡市介護認定審査委員 


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