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残根として保存する意味
2022/09/03
こんにちは、静岡市駿河区にある歯科医院、小嶋デンタルクリニックです。
歯が折れてしまったり被せ物ができなくなった時は基本的には抜歯となります。
しかし治療内容によっては残根として根っこのみ残すことがあります。
残根として保存する意図としては
・歯冠歯根長比が悪化して被せ物による咬合参加はできないが、感染もなく機能はできる
・全身疾患により抜歯ができない
・抜歯によるベネフィットがない
・抜歯する体力がない
基本は抜歯が良いのですが、義歯を支えるために残根となった歯根を残す場合があります。
歯根を残し、オーバーデンチャートして使用できれば義歯は安定し、噛んでいる感覚も歯根が残っているため得られます。
最近保険診療でも残根部位にマグネットを装着しオーバーデンチャーを作成できるようになりました。
しかし残根の歯に維持を求める時は、それなりに状態が良くないといけません。
歯根破折などを起こしている部位などはやはり厳しいですし、義歯の下にあるため炎症が起きやすく、元々炎症を起こしてしまう歯はやはり抜歯した方が無難です。
残根としての利用も選択肢としてはありますので気になる方はご相談ください。
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