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睡眠時無呼吸症候群の治療であるマウスピース治療

2022/08/01

こんにちは、静岡市駿河区にある歯科医院、小嶋デンタルクリニックです。
 
いびきに付随して閉塞性睡眠時無呼吸というものが存在します。
いびき外来や、睡眠外来、耳鼻科などで診断される疾患の一つでありますが、治療の一つとしてマウスピースで治療することがしばしあります。
 
スリープスプリントとも呼ばれる、睡眠時無呼吸用マウスピースは診断を受けたクリニックからマウスピース作成依頼の紹介状をいただけることで当院でも作成が可能となっています。
 
無呼吸の一般的な発生機序としては、就寝時に舌やのどちんこ(口蓋垂)やその周囲の軟口蓋が重力により落ちてきて、のどの奥を塞ぎ、空気の通りが狭くなり、閉塞性睡眠時無呼吸となり、いびき症状を呈します。いびきの原因の閉塞性睡眠時無呼吸の治療のためにマウスピースを作成します。
 
よく一次救命処置などの最初のステップとして患者を仰向けにして、顎の位置を挙上させます。
これにより、気管を広げているのです。
スリープスプリントを装着することで、寝ている間に下あごが4~7ミリ前に出されます。それによって舌根を引き上げられるので気道が拡がり(気道は下顎を前に出すことで横にい拡がります)、のどの空気の通りが良くなっていびきが緩和されるのです。 スリープスプリントはいびきに対して非常に効果があることがわかっています。
 
注意点としてはマウスピースは歯に固定するため、歯がないと作成することができません。
全ての歯ではなくても上下、ある程度臼歯部まで存在することが必要となっていきます。
 
また稀に顎関節痛を発症することがあります。
顎を前に出して睡眠をとるため、顎関節には少なからず負担がかかります。
状態によっては顎の前方への出し方を少し減らしたりすることがあります。
 

 
保険で作成できますので、気になる方はご相談ください。
 
 
 
 
 
コジデン院長ブログ(様々なことをゆる〜く書いています)
https://ameblo.jp/kojima-dental

インプラント専用サイト
https://ryu-implant.net

監修歯科医師

医療法人社団GRIT 理事長
小嶋デンタルクリニック 院長

小嶋 隆三Ryuzo KOJIMA

〔院長略歴〕


静岡市出身
鶴見大学歯学部卒 総合歯科
医療法人 麗歯会 加藤歯科医院 勤務
医療法人 UG会 多田歯科医院 勤務
医療法人 清明会 静岡リハビリテーション病院 非常勤 勤務
2013年 小嶋デンタルクリニック開設
2023年 医療法人社団GRIT 設立
2023年 コロンビア大学歯学部歯周病学分野所長兼准教授(1987-2015)、台北医科大学教授、学部長(2017-2023)ピーター・ワン先生の講座へ入局
2024年には、グローバルインプラントブランド「DIOインプラント」において、日本一の年間実績(症例数)を達成。
難症例や骨造成を伴うケースにも精通し、確かな診断力と精緻な技術で遠方からの患者も多く、信頼を集めている。

〔所属学会・所属団体〕


歯科医師臨床研修指導医
公益社団法人日本歯科先端技術研究所 インプラント認証医
BPS(精密義歯)クリニカル国際認定医
公益社団法人日本口腔インプラント学会
ISOI(国際口腔インプラント学会)
日本顎咬合学会
日本スポーツ歯科学会
日本抗加齢医学会
日本歯科医師会
静岡市歯科医師会 2020-2022 理事
静岡市介護認定審査委員