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歯根湾曲した親知らず抜歯

2022/06/15

こんにちは、静岡市駿河区にある歯科医院、小嶋デンタルクリニックです。
 
親知らず含め奥歯の歯根は複根と呼ばれ、複数歯根が存在しています。
そしてその根がそれぞれ湾曲といって曲がっている場合も多くあります。
 

 
親知らず抜歯希望で本日抜歯した方。
右下の親知らずですが、垂直に埋伏していますがよく見ると歯根が2根包み込むように湾曲しているのがわかります。
このような親知らずを抜歯する際は、分割が必要となります。
 
分割というのは、歯や歯根をいくつかに分けて抜歯する必要があるということです。
湾曲している場合は、ロックするようになっているため真っ直ぐ引き抜こうと思っても抜けず、無理に力をかけると歯が折れてしまい抜歯をより難しくしてしまいます。
 
湾曲している位置まで、分割していき湾曲方向に回転させながら一つ一つ抜去していく必要があります。
稀に湾曲が強い、歯根が太いなど抜けない要素が多く重なっている場合などは、歯根を短く削っていき最後だけを細かい道具で取り出すようにしています。
 
今回も、太く湾曲していたケースでしたので片方の歯根は分割後小さくしていき抜去しました。
分割は深ければ深いほど、麻痺のリスクなどもありますので十分注意が必要です。
レントゲンで抜歯の仕方含め精査できますので、親知らず抜歯を検討している方はご連絡ください。
 
 
 
 
 
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