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隣りの歯にも根尖病巣が移動
2022/06/13
こんにちは、静岡市駿河区にある歯科医院、小嶋デンタルクリニックです。
骨の中で進行する根尖病相は進行が大きくなることで、隣接する歯にも影響が出ていきます。
通常、歯根の中には歯髄という神経が存在しており、歯根の先端である根尖と呼ばれる部分にわずかに隙間が存在し、そこから血液を流し神経が活動しています。
そのため、歯の神経の感染様式は2つ存在することになります。
・通常通りの虫歯による上からの感染
・隣接する根尖病巣の進行や、高度歯周病による下からの感染
どちらなのかはレントゲンなどを撮影することではっきりします。
こちらはCT撮影した写真。
第一大臼歯部の歯根が一部破折し感染を発症。その後、手前の第二小臼歯も感染し神経がなくなっている状態でした。
このような場合、破折した第一大臼歯の歯根の治療だけでは完全に治癒してこないため、この第二小臼歯も治療する必要があります。
下からの感染は比較的長期間の経過で起こることがあるため、まずはレントゲンで精査すると良いと思います。
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