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水平萌出している歯の抜き方
2022/04/15
こんにちは、静岡市駿河区にある歯科医院、小嶋デンタルクリニックです。
患者様より、水平萌出及び、水平埋伏している親知らずの抜歯の仕方についてご質問がありました。
このような状態が水平萌出、水平埋伏の状態です。
手前の歯に入り込むように水平にあるため、真っ直ぐ抜こうと思っても抜けません。
基本的にこのような場合は、分割抜歯という方法で行います。
まず引っかかっている歯冠部分の撤去。
バーにて、歯冠部分を半分に分割していき撤去します。
この際に、歯冠が2/3程度萌出していれば切開などはせずに分割していきますが、歯冠も埋伏しているようであれば切開しなくてはいけません。
歯冠撤去したのち、次に残った歯根を抜歯します。
歯根は複数痕がある場合や、湾曲と言って曲がっている場合、肥大している場合、癒着している場合などありますので、レントゲンなどである程度、事前に状態を予測して進めていきます。
最初のレントゲンの場合は歯根が明らかに2根ありますので、アプローチしてみて抜けてこなければ歯根を2つに分割して抜きます。
親知らずの抜歯に力はそこまで必要ありませんので、無理に力をかけるのではなく分割しながら安全に進めていきます。
このように事前に予測しながら進めていくことで水平萌出、埋伏しているケースでも数分から15分程度で抜歯が可能となってきます。
抜歯でお悩みの方は一度ご相談ください。
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