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自然に萌出できない永久歯
2022/03/12
こんにちは、静岡市駿河区にある歯科医院、小嶋デンタルクリニックです。
乳歯から永久歯の交換は小学生の期間に終わることが多く、永久歯の本数が全て28本ある場合は遅くても中学生で終わることがほとんどです。
しかし乳歯が脱落しても永久歯が萌出してこないことがあります。
その場合は
・永久歯が先天的に欠如している
・永久歯の萌出方向が曲がっている
・萌出スペースがない
などが挙げられます。
もともとスペースロスで矯正を行っているお子さん。
交換期がほぼ終了してきており、永久歯の萌出誘導を行っています。
レントゲン所見で得られるように、右上の犬歯の位置がかなり高位に位置しているのがわかります。
また犬歯が萌出するスペースが明らかにないこともわかります。
右下の埋伏している小臼歯もスペースがなく出られなくなっていることがわかります。
このような場合は矯正を行いスペース確保をしながら、開窓していく必要があります。
歯根が未完成の場合は、開窓しスペースがあれば自然に萌出してくる可能性がありますが、歯根が完成している状態であると、開窓だけしても自然に萌出されてくる可能性は低くワイヤーを装着して引っ張ってくる必要があります。
レントゲンを事前に撮影し萌出方向を確認する必要があり、子供のうちに治療介入することで改善されることがあります。
大人になってからの矯正は時間がかかることが非常に多く様々な規制が出てきます。
歯並びで心配の方は早めに歯科に連絡するようにしましょう。
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