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感染根管による根の吸収
2022/02/05
こんにちは、静岡市駿河区にある歯科医院、小嶋デンタルクリニックです。
右下の痛みにて来院された患者様。
以前被せ物をおこなっている部位に痛みがあるとのことで、強い咬合痛がある状態。
レントゲン撮影するとこのような状態。

まず歯根の根尖に大きな膿を疑う所見あり。
それに対して歯根が圧迫されて吸収しているかのように、細くなってきています。
手前の歯の歯根の太さと長さに比べたら状態は明らか。
臼歯部として咬合力に耐えうる歯根という感じではありません。
これだけの大きい根尖病巣を根管治療のみで改善できるか、改善できたとしても歯根がかなり細くなっているため補綴処置を行ったのち咬合力で歯根破折などのリスクも高い。
早期に抜歯してインプラントなどの選択肢を選ぶか、根管治療を行い補綴まで行くか。
患者様は後者を希望。
慢性炎症が長期間存在しているため、抜歯となった後にインプラントなどを行う場合は骨回復次第では骨造成が必要になってくる可能性が高いことを説明。
保存を試みることになりました。
歯根の吸収は通常ではわからないことが多いです。
こまめな健診とレントゲン撮影で確認できます。
定期的に歯科受診でチェックしていきましょう。
コジデン院長ブログ(様々なことをゆる〜く書いています)
→ https://ameblo.jp/kojima-dental
インプラント専用サイト
→ https://ryu-implant.net
監修歯科医師
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医療法人社団GRIT 理事長
小嶋デンタルクリニック 院長
小嶋 隆三Ryuzo KOJIMA〔院長略歴〕
静岡市出身
鶴見大学歯学部卒 総合歯科
医療法人 麗歯会 加藤歯科医院 勤務
医療法人 UG会 多田歯科医院 勤務
医療法人 清明会 静岡リハビリテーション病院 非常勤 勤務
2013年 小嶋デンタルクリニック開設
2023年 医療法人社団GRIT 設立
2023年 コロンビア大学歯学部歯周病学分野所長兼准教授(1987-2015)、台北医科大学教授、学部長(2017-2023)ピーター・ワン先生の講座へ入局
2024年には、グローバルインプラントブランド「DIOインプラント」において、日本一の年間実績(症例数)を達成。
難症例や骨造成を伴うケースにも精通し、確かな診断力と精緻な技術で遠方からの患者も多く、信頼を集めている。
〔所属学会・所属団体〕
歯科医師臨床研修指導医
公益社団法人日本歯科先端技術研究所 インプラント認証医
BPS(精密義歯)クリニカル国際認定医
公益社団法人日本口腔インプラント学会
ISOI(国際口腔インプラント学会)
日本顎咬合学会
日本スポーツ歯科学会
日本抗加齢医学会
日本歯科医師会
静岡市歯科医師会 2020-2022 理事
静岡市介護認定審査委員 


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