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感染根管による根の吸収

2022/02/05

こんにちは、静岡市駿河区にある歯科医院、小嶋デンタルクリニックです。

 

右下の痛みにて来院された患者様。
以前被せ物をおこなっている部位に痛みがあるとのことで、強い咬合痛がある状態。
レントゲン撮影するとこのような状態。

 

 

まず歯根の根尖に大きな膿を疑う所見あり。
それに対して歯根が圧迫されて吸収しているかのように、細くなってきています。

 

手前の歯の歯根の太さと長さに比べたら状態は明らか。
臼歯部として咬合力に耐えうる歯根という感じではありません。

 

これだけの大きい根尖病巣を根管治療のみで改善できるか、改善できたとしても歯根がかなり細くなっているため補綴処置を行ったのち咬合力で歯根破折などのリスクも高い。

 

早期に抜歯してインプラントなどの選択肢を選ぶか、根管治療を行い補綴まで行くか。

 

患者様は後者を希望。
慢性炎症が長期間存在しているため、抜歯となった後にインプラントなどを行う場合は骨回復次第では骨造成が必要になってくる可能性が高いことを説明。

 

保存を試みることになりました。
歯根の吸収は通常ではわからないことが多いです。
こまめな健診とレントゲン撮影で確認できます。
定期的に歯科受診でチェックしていきましょう。

 

 

 

 

 

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