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クリアランス不足

2021/10/28

こんにちは、静岡市駿河区にある歯科医院、小嶋デンタルクリニックです。
 
被せ物を入れる場合や、義歯を装着する場合に大切なこととして「対合とのクリアランス」があります。
 
クリアランスとは端的にいうと距離ですね。
噛み合うところとの距離があり過ぎても良くないですし、なさ過ぎてもよくありません。
クリアランスがない場合によく問題が起こります。
 
クリアランスがないと以下のようなトラブルが起こります。
 
・被せ物が短くなる
・外れやすい
・破折しやすい
・審美的に不良
 

 
上顎前歯部にインプラント希望で来院された患者様。
ずっと左上は入れていなかったようで、前歯と右で噛んでいた。
 
このように下の前歯が上の顎堤に食い込んでしまっているのがわかります。
この状態だと上にインプラントを入れてもどのような被せ物を入れるのか・・・
 
下の歯を短くするといっても下顎前歯はもともと短く削合量は限界がある。
 
まずインプラントを行う前に、全体的な咬合挙上が必要となってきます。
 
欠損後放置することで、噛み合う歯が出てきたり、広範囲の欠損により噛み合うポイントがずれてくる。
それによりクリアランスがどんどんなくなってきます。
 
できるだけ早く欠損部の処置を行うことが重要となってきます。
今回の場合も咬合を挙上して行うとなると基幹的にもかなり長く治療期間が必要となります。
 
欠損した場合はできるだけ早めに歯科医院で治療を受けるようにしていきましょう。

 

 

 

 

 

 

 

コジデン院長ブログ(様々なことをゆる〜く書いています)
https://ameblo.jp/kojima-dental

インプラント専用サイト
https://ryu-implant.net

監修歯科医師

医療法人社団GRIT 理事長
小嶋デンタルクリニック 院長

小嶋 隆三Ryuzo KOJIMA

〔院長略歴〕


静岡市出身
鶴見大学歯学部卒 総合歯科
医療法人 麗歯会 加藤歯科医院 勤務
医療法人 UG会 多田歯科医院 勤務
医療法人 清明会 静岡リハビリテーション病院 非常勤 勤務
2013年 小嶋デンタルクリニック開設
2023年 医療法人社団GRIT 設立
2023年 コロンビア大学歯学部歯周病学分野所長兼准教授(1987-2015)、台北医科大学教授、学部長(2017-2023)ピーター・ワン先生の講座へ入局
2024年には、グローバルインプラントブランド「DIOインプラント」において、日本一の年間実績(症例数)を達成。
難症例や骨造成を伴うケースにも精通し、確かな診断力と精緻な技術で遠方からの患者も多く、信頼を集めている。

〔所属学会・所属団体〕


歯科医師臨床研修指導医
公益社団法人日本歯科先端技術研究所 インプラント認証医
BPS(精密義歯)クリニカル国際認定医
公益社団法人日本口腔インプラント学会
ISOI(国際口腔インプラント学会)
日本顎咬合学会
日本スポーツ歯科学会
日本抗加齢医学会
日本歯科医師会
静岡市歯科医師会 2020-2022 理事
静岡市介護認定審査委員