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ミリングデンチャーという選択肢

2021/10/29

こんにちは、静岡市駿河区にある歯科医院、小嶋デンタルクリニックです。
 
歯を欠損することで選択肢の一つとなる「義歯」による治療。
 
インプラントを考えているけれども費用的に厳しい、骨が薄く骨造成が必要、内服薬や全身疾患の状況的に難しい。
 
そんなケースにおいては義歯は一般的に選択されます。
 
ただ義歯の最大の欠点はその大きさ。
部分義歯においては
 
・粘膜支持
・歯牙支持
 
この2つが大切となってきます。
しかしこの大切な粘膜支持が大きくなればなるほど、口腔内での異物感などが大きくなり装着できないという原因になることもあります。
適正な大きさであればほとんどが「慣れ」を待つのですが、嘔吐反射がある方などは厳しい場合があります。
 
義歯の粘膜支持を極力減らす方法としては
 
・インプラントオーバーデンチャー
・ミリングデンチャー
 
という方法があります。
 

 

 

 
こちらがミリングデンチャー。
支台となる被せ物に形をつけて義歯に組み込むようにします。
こうすることで、安定感は抜群。普段外れることはほぼありません。
 
歯牙支持が8割ぐらいになりますので、粘膜部分がかなり小さくなり違和感なく使用することができます。
 
しかしこのミリングデンチャーは適応をしっかりと確認する必要があります。
支台となる歯に依存されるため、その歯がしっかりしていないと厳しい。
特に歯周病に罹患していたりすると、取り外しの際に痛みが強く外せない事になる場合もあります。
 
また今は大丈夫だけれども、管理が悪くなり支台が悪くなることもあります。
 
支台が悪くなればせっかく作っても使えなくなります。
しっかりと、歯周病のケア含めまたミリング義歯の適応含め確認していく必要があります。
 
しかし、ケースによっては非常に違和感なくしっかり使用できる素晴らしい義歯です。
気になる方は一度ご相談ください。
 
 
 
 
 
 
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