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欠損部への治療は早期に取り組もう
2021/05/21
こんにちは、静岡市駿河区にある歯科医院、小嶋デンタルクリニックです。
欠損してからインプラントを行う際に考えるべき点の一つとして「骨の量と質、形」があります。
歯は欠損すると多くの場合、吸収といって骨が一部溶けます。
病的に溶けるわけではなく、治癒過程の中でどうしても吸収してしまうのです。
特に口腔内においては、外側より吸収することがほとんどです。
そのため、奥歯においては顎挺が鋭角になってしまうことがあります。
左下にインプラントを希望されている患者様のCT所見。
右側に比べかなり凹んでしまっているのがわかると思います。
このように欠損することで、骨の吸収の多くが外側から起こります。
極端に外側の骨がない場合は、骨を作らなければ埋入できない場合があります。
今回は骨を作らずにインプラントを設計。
埋入の際に骨の位置を確認する必要があるため今回は一部歯肉を切開して行う必要があります。
今回のように欠損期間が長いと吸収してくることが多いと言われています。
狭窄した骨に対してインプラントを傾斜埋入するという方法がありますが、咬む方向性と異なるためあまりオススメはできません。
傾斜埋入は長期的に、垂直埋入に比べてロスのリスクや、インプラント周囲炎のリスクが高いと言われます。
出来るだけ垂直に入れるためには骨を作らなくてはいけない場合もあります。
欠損したら、出来るだけ早く処置を受けることが最善となります。
欠損でお悩みの方は出来るだけ早めにご相談ください。
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