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歯科と副鼻腔炎
2021/04/16
こんにちは、静岡市駿河区にある歯科医院、小嶋デンタルクリニックです。
当院は隣にほんまファミリークリニックさんがいるので耳鼻科から歯科に来たり、歯科から耳鼻科に行ったりなどの連携を行っています。
口腔と耳鼻科領域は近接しており口腔内疾患が耳鼻科領域に侵食することもあれば、その逆もあります。
特に耳鼻科と歯科で共通の問題となるのが、「上顎洞炎」について。
上顎洞炎を話す前に、副鼻腔炎について少し解説します。
副鼻腔は鼻腔に近接した骨内に作られた空洞で、前頭洞・篩骨洞・上顎洞・蝶形骨洞から構成されます。
そして副鼻腔炎とはこれらの副鼻腔に炎症が起こる疾患であり、ウイルスや細菌感染が原因で炎症が生じます。
炎症が長引くことで、副鼻腔の粘膜が腫脹してきて鼻腔との通路を塞いでしまい、いわゆる「蓄膿症」と呼ばれる慢性副鼻腔炎になることがあります。
そして口腔に最も近接している副鼻腔が「上顎洞」になります。
口腔内疾患が原因で、この近接する上顎洞内に炎症が入り込むことで、上顎洞炎を発症することがあります。
口腔内が原因なのか、その他副鼻腔が原因で起きているのかは歯科と耳鼻科両方で診査診断する必要があります。
鼻が詰まりやすかったり、頭を振った時に違和感を感じたり頬を押すと痛みがある場合は、まず耳鼻科で確認してもらうと良いと思います。
耳鼻科の処置で治癒しない場合に、口腔内疾患が原因かどうかを精査します。
もちろん、口腔内に虫歯や歯周病、腫脹や疼痛があるのであれば歯科を優先させる必要があると思いますが。
副鼻腔で気になる方が、耳鼻科との連携を行っていますのでご連絡ください。
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