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小さい頃から矯正を始める方には必須?

2021/01/08

 

こんにちは、静岡市駿河区にある歯科医院、小嶋デンタルクリニックです。

 

近年、虫歯に罹患する子供が減少しましたが、食生活や生活様式の変化が原因しているのか「歯並び」に関わるトラブルが増えてきています。

 

また以前に比べ矯正治療が一般化されてきているため、小児期に矯正治療を開始する方も増えています。

 

小児期で矯正治療をすることのメリットの一番としては噛み合わせを構築しながら歯並びを整えることができることです。

 

成人期での矯正治療の難しさとして挙げられるのが、「噛み合わせ」です。

 

噛み合わせは顎関節の位置とも関連していますので、成人になりある程度顎関節の位置が決まってしまうことで正常な噛み合わせに戻すのが非常に難しくなります。

 

そして、舌などの習癖による影響も受けやすく矯正後の後戻りの原因となってしまいます。

 

そしてもう一点。
「親知らず」の存在です。

 

この親知らずが存在することにより、矯正治療を難しくしたり歯を動かすことができなくなってしまったり、矯正後親知らずの動きによりせっかく綺麗に並んだ歯並びが再度影響を受けることというのはあります。

 

基本的に矯正治療を行う方は親知らずの抜歯が必須となってきます。

 

もちろん、真っ直ぐ放出しており噛み合わせに参加している親知らずはその限りではありませんが、現代においては多くの場合は半分顔を出している半埋伏の状態や、斜めや真横に生えてしまい、手前の歯にぶつかってしまったりしていることがほとんどです。

 

そこで「ウィズダムトゥースアウト」という考え方が海外では一般的になっています。

 

それは、親知らずが悪さをする前に抜歯してしまうということです。日本では「歯胚抜歯」ともいいます。

 

早い子で小学生の高学年、中学生、高校生などのお子様が休みの期間を利用して、親知らずが完全に出来上がる前に抜歯してしまうという方法です。

 

歯根が出来上がる前の抜歯ですので、少しの力で親知らずはズルズルっと取れてきます。

 

成人の親知らず抜歯よりはるかに、負担が少ないのが特徴です。
また子供は血流量が非常に豊富で、治癒スピードが成人に比べ格段に速いです。

 

子供の時期に親知らずを抜歯するというのは実は、親知らず以外においてもメリットはとても多くあります。

 

当院でも、矯正治療に影響を及ぼすと将来予測される親知らずに関しては事前に抜歯を促します。
親知らずは抜歯すれば将来出てくる不安もありません。

 

成人になると、親知らずを抜歯するのを結構躊躇しませんか?

 

仕事の関係で腫れることができなかったり、痛みが出る不安。成人になると物理的にも精神的にも親知らず抜歯に対してハードルは上がっていきます。

 

小児期の歯胚の段階で親知らずを抜歯するという「ウィズダムトゥースアウト」という考え方。
海外では予防歯科の一つとして項目があります。

 

気になる方は一度ご相談ください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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