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親知らずの影響で他の歯が虫歯になる

2021/01/09

 

こんにちは、静岡市駿河区にある歯科医院、小嶋デンタルクリニックです。

 

親知らずは真っ直ぐ萌出し、しっかりとした咬合関係になっていれば特に問題はないのですが、横に中途半端に萌出していることで隣接する歯や他の歯に影響を大きく与えることがあります。

 

 

親知らずの抜歯を希望で来院された患者さま。
左右の親知らずは横に埋まっている状態で、丸で囲っている部分が虫歯に罹患してしまっています。
この位置に虫歯ができる原因のほとんどは、親知らずです。

 

親知らずが横に接することで、細菌などが定着しやすくまた清掃不良になりやすいため長期的に放置することで虫歯になるケースがほとんどです。

 

このような場合は、親知らずを抜歯して手前の歯の虫歯の治療をする必要があります。

 

 

 

 

左下の歯が痛むと訴えて来院された患者さま。
左下の親知らずの手前の歯に神経に到達する虫歯が存在しています。これにより痛みが強く生じてしまっています。

 

このような場合は、親知らず抜歯と並行して神経の治療を行う必要があります。

 

上記2名の患者さんとも親知らずは全て抜歯して虫歯の治療をしました。
親知らずの抜歯はいつがいいかという質問をよく受けますが、出来るだけ早めがいいです。

 

具体的には20歳前後でレントゲンを撮影して、萌出方向を事前に確認。

 

この時期でレントゲンを撮ることで、親知らずの有無や、正常に真っ直ぐ萌出してきそうかの目安がつきます。

 

明らかに親知らずが萌出してくるスペースがない場合は、事前に抜歯するのがいいと思います。

 

年齢が若いほど、親知らずは抜歯しやすいです。
というのも、親知らずの歯根完成時期は25歳ぐらいですので、歯根完成前は抜歯がスムーズであることが多いです。

 

歯根完成し期間が経過すると、歯根が歯槽骨としっかりくっついてくるため、複数根の親知らずや湾曲している親知らずなどは分割などの処置が必須となってきます。

 

20歳前後で一度、歯科医院にいき全体チェックとレントゲン撮影を行い状態を把握しておくのがいいと思います。
早めの対応で、しっかりと他の歯を守っていきましょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

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