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横向きの親知らずのリスク

2020/10/29

こんにちは、静岡市駿河区にある歯科医院、小嶋デンタルクリニックです。

 

親知らずを抜歯するか悩む方、出来るだけ残しておきたい方多くいらっしゃいます。

 

当院でも抜歯によるベネフィットが大きい場合は、抜歯を勧めています。

 

以前のブログでもこのような内容で紹介しています。

親知らずは全て抜歯した方が良いのか

 

さて今回、歯がとても痛むため診て欲しいと訴えて緊急で初診来院された患者様。

 

右下の奥が昨晩より激しく痛みが出現し鎮痛剤も効かないため辛いとのこと。
以前も痛みはあったが痛みに波があったため放置していたとのことでした。

 

口腔内所見では虫歯を疑うような所見はなし。
しかし親知らずが横に半埋伏しているのが見えました。

 

レントゲン撮影。

 

親知らずに引っかかるようにして手前の歯に大きな虫歯ができてしまっているのが分かります。

 

神経まで到達しているようなレントゲン像。

 

これはレントゲンを撮影していないとわからない所見ですね。

 

今まで歯科医院に歯石除去などで行っていたそうですが、親知らずの状態をレントゲンでチェックすることはなかったとのこと。

 

このように、横向きに萌出している親知らずや埋伏している親知らずは抜歯せずに保存していく方針であれば最低でも1年に1回はレントゲン撮影を行い見えないところで虫歯ができていないか、進行していないかの確認をした方が良いです。

 

気がつくとここまで進行してしまい激しい痛みを伴うようになってしまったり、神経をとるような治療をせざるを得ない状況となります。

 

親知らずは保存を希望される方は、無理に抜歯する必要はないと思いますがこのように放置してしまうことで大きく進行してしまうことがありますので、定期的に歯科医院を受診しチェックを受け、レントゲンなどで漏れが内容に確認するようにしていきましょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

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監修歯科医師

医療法人社団GRIT 理事長
小嶋デンタルクリニック 院長

小嶋 隆三Ryuzo KOJIMA

〔院長略歴〕


静岡市出身
鶴見大学歯学部卒 総合歯科
医療法人 麗歯会 加藤歯科医院 勤務
医療法人 UG会 多田歯科医院 勤務
医療法人 清明会 静岡リハビリテーション病院 非常勤 勤務
2013年 小嶋デンタルクリニック開設
2023年 医療法人社団GRIT 設立
2023年 コロンビア大学歯学部歯周病学分野所長兼准教授(1987-2015)、台北医科大学教授、学部長(2017-2023)ピーター・ワン先生の講座へ入局
2024年には、グローバルインプラントブランド「DIOインプラント」において、日本一の年間実績(症例数)を達成。
難症例や骨造成を伴うケースにも精通し、確かな診断力と精緻な技術で遠方からの患者も多く、信頼を集めている。

〔所属学会・所属団体〕


歯科医師臨床研修指導医
公益社団法人日本歯科先端技術研究所 インプラント認証医
BPS(精密義歯)クリニカル国際認定医
公益社団法人日本口腔インプラント学会
ISOI(国際口腔インプラント学会)
日本顎咬合学会
日本スポーツ歯科学会
日本抗加齢医学会
日本歯科医師会
静岡市歯科医師会 2020-2022 理事
静岡市介護認定審査委員