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静脈内鎮静麻酔を検討されている方へ

2020/09/25

 

こんにちは、静岡市駿河区にある歯科医院、小嶋デンタルクリニックです。

 

4月の保険改訂が行われてから当院において静脈内鎮静麻酔における治療は、保険診療の中に入りました。

 

非常に多くの患者さまからお問い合わせがあり、遠方からの患者さまもいらしています。

 

今日は、静脈内鎮静麻酔についてご質問が多い内容についてお答えしていきたいと思います。

 

まず、静脈内鎮静麻酔においての基礎知識として静脈内鎮静麻酔は

 

「鎮静麻酔」となりますので、鎮静麻酔のみでは歯の痛みをとることはできません。

 

そのため、必ず治療部位への局所麻酔が必須となります。

 

鎮静麻酔をしていても、痛みがあれば感じることは十分あります。

 

治療部位や回数ですが、可能な限り複数の歯の治療を行います。

 

しかし、治療において複数回に分けた方がいい場合や、鎮静状態で噛み合わせが不安定な状態である時は、回数を分ける可能性があります。

 

特に噛み合わせに関しては、鎮静麻酔から覚醒してから「高い」「違和感が強い」ということを感じることもあります。

 

できるだけ覚醒に近い状態でチェックするようにしていますが、広範囲における咬合回復の場合は回数を分け覚醒状態でチェックした方がいい場合もあります。

 

また当日の車の運転ですが、禁止にさせていただいております。

 

静脈内鎮静麻酔のガイドラインにおいても、車の運転をするという行為は最重要項目の推奨度Aで避けた方が良いと記載があります。

 

クリニックを出る時は歩行が完全に可能な状態、受け答えができる状態で終了としていますが、身体の中からは完全に薬が出るのには時間がかかります。

 

何時間という目安は明確にはありませんが、基本的に数時間では体内から出ることはあり得ません。

 

そのため、本人が大丈夫と感じたとしても安全のため重要な判断を伴う行為、運転や仕事における契約などは禁止させていただいております。

 

特に運転に関しては、加害者のみならず被害者をつくってしまう可能性があります。

 

一生に関わることですので、静脈内鎮静麻酔を受けた当日は運転は禁止させていただいております。

 

当日は、付き添いの方と一緒に来院していただき送り迎えをしていただくことを原則としています。

 

帰宅後も、自宅でゆっくりと安静にしてください。
もちろん鎮静麻酔の深度などにもよりますので、治療終了後の体感によっては「意識しっかりしているし、なんともない」と思われる方もいます。

 

しかし、運転など重要な判断を伴う行為に関しては絶対にやめておきましょう。

 

タクシーや電車はどうかというご質問もいただきますが、原則として付き添いの方がおられる状態であれば良いですとお伝えさせていただいております。

 

自分が大丈夫だと思っていても、思わぬ歩行ミスにより危険なことが起きる可能性もありますので付き添いの方がいた方が安全であり安心であると思います。

 

治療が終了し、クリニックを出るところまでは我々はしっかりと覚醒した状態で歩行状態も確認し終了させていただいております。
こちらの判断で点滴室で休んでいただく場合ももちろんあります。

 

しかし、クリニックを出てからは管理が全てできるわけではありませんので呼びかけ程度となります。

 

最後まで安全であるように、付き添いの方と必ず一緒に来ていただければ幸いです。

 

その他注意事項等は、事前に説明させていただいております。

 

鎮静麻酔の実施への流れは、
初診で来院されたのち、全体の検査、レントゲン撮影を行います。それにより歯科医師による治療計画の立案を行います。

 

2回目の来院にて治療計画の説明と治療内容に同意をし、静脈内鎮静麻酔での治療日程の予約をとります。

 

2時間程度鎮静麻酔での予約枠を確保しますので、予約を事前にとります。

 

3回目の来院で当日実施という形となります。

 

静脈内鎮静麻酔を受けようか悩んでいる方は、一度ご相談ください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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