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抜歯後の出血について
2020/09/17
こんにちは、静岡市駿河区にある歯科医院、小嶋デンタルクリニックです。
昨日抜歯後の出血で来院された患者様がおられましたので、本日は抜歯後出血について説明していきます。

まず、抜歯する歯の状態や周辺歯肉の炎症状態で抜歯後の出血量が異なる場合があります。
当然歯肉が腫れている状態で抜歯を行うと、出血量は通常より多い傾向にあります。
また切開を伴う親知らず抜歯や、かなり深い骨削合の必要がある親知らずの抜歯などは術後に出血傾向は強くなりやすいです。
本来、皮膚にできる傷などは、受傷後に血が固まりいわゆるカサブタを作って出血が止まります。
よく、裂傷部位に無意識に息を吹きかけたりしますよね。
あれは血が固まるように、乾燥させているのです。
しかし、口腔内は唾液に支配されているので基本的に乾燥することはありません。そのため、皮膚などの裂傷と同じようなカサブタになることはありません。
抜歯したところからの出血や、血餅と呼ばれる血液がドロッとした状態に固まる程度で、カチカチに固まることはありません。
そのため、この血餅の状態だと、唾液に混じって血の味がしたり、数日はダラダラと出てくることがあります。
これはある程度許容範囲です。
しかし、抜歯後の異常出血ということがあります。
この場合は、抜歯し帰宅してから認めることはほぼありません。
抜歯中、もしくは抜歯後すぐに出血量が多量に認めるなど確認ができます。
・抜歯中の動脈裂傷による異常出血
・血液凝固異常
・血小板障害
・血小板減少性紫斑病
・血友病
・白血病
・多発性骨髄腫
など、局所的な影響だと抜歯周辺組織や血管の裂傷に伴うもの。
あとは、全身的な疾患や血液の状態によります。
術前に、全身的な疾患の有無や、血液の状態などは問診をするのですが、以外にも抜歯後に発覚するということもあります。
また脳梗塞や、心疾患後の予防のための服薬による影響もあります。
これに関しても、術前に必ず聞くようにしています。
抜歯後の異常出血に関しては、上記でも示したように抜歯後すぐ確認できます。
基本的に圧迫止血を行いある程度止血が確認できたののち、帰宅をお願いしますので、異常出血した場合においても、止血を確認し終了としています。
ですが、帰宅後に激しく動いてしまったり、血流が良くなることをしてしまう、指や舌で触ってしまう、歯ブラシを当ててしまう、たくさん口を動かしてしまうなどの行為をすると、また出血してしまいます。
抜歯後の出血を完全に予防することはできませんが、出血を予防するためには、上記行為は十分に注意しておきましょう。
出血が気になるようなら、まず綺麗なガーゼを抜歯したところに当ててしっかりと20-30分噛む。
これに尽きます。
それでも止まりにくく心配であれば、クリニックにご相談ください。
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監修歯科医師
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医療法人社団GRIT 理事長
小嶋デンタルクリニック 院長
小嶋 隆三Ryuzo KOJIMA〔院長略歴〕
静岡市出身
鶴見大学歯学部卒 総合歯科
医療法人 麗歯会 加藤歯科医院 勤務
医療法人 UG会 多田歯科医院 勤務
医療法人 清明会 静岡リハビリテーション病院 非常勤 勤務
2013年 小嶋デンタルクリニック開設
2023年 医療法人社団GRIT 設立
2023年 コロンビア大学歯学部歯周病学分野所長兼准教授(1987-2015)、台北医科大学教授、学部長(2017-2023)ピーター・ワン先生の講座へ入局
2024年には、グローバルインプラントブランド「DIOインプラント」において、日本一の年間実績(症例数)を達成。
難症例や骨造成を伴うケースにも精通し、確かな診断力と精緻な技術で遠方からの患者も多く、信頼を集めている。
〔所属学会・所属団体〕
歯科医師臨床研修指導医
公益社団法人日本歯科先端技術研究所 インプラント認証医
BPS(精密義歯)クリニカル国際認定医
公益社団法人日本口腔インプラント学会
ISOI(国際口腔インプラント学会)
日本顎咬合学会
日本スポーツ歯科学会
日本抗加齢医学会
日本歯科医師会
静岡市歯科医師会 2020-2022 理事
静岡市介護認定審査委員 


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