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噛むことと認知症との関連

2020/09/07

 

こんにちは、静岡市駿河区にある歯科医院、小嶋デンタルクリニックです。

 

最近メディアでもよく言われる、噛むことと認知症について。

 

後期高齢者の増加に伴い、漫然と増え続ける認知症疾患。

 

脳は人間のあらゆる活動をコントロールする役割がありますが、認知症に罹患してしまうと、脳の細胞が様々な下忍で変性または死滅していき、記憶や判断能力などの障害が起こることで日常生活に支障が出てしまいます。

 

漫然と増え続けるといいましたが、65歳以上の認知症患者さんは2012年でやく462万人、2025年には700万人を超えると言われています。65歳以上の高齢者約5人に1人に達すると言われています。

 

近年様々な研究で認知症の予防法が示されるようになってきました。
その中の一つに「噛むこと」が挙げられます。

 

歯の働きは、食べるという機能だけでなく、噛む行為で脳に刺激を与えて、記憶や思考、運動や意欲を司る部位を活性化させています。

 

日頃からよく噛むことは脳に刺激を与えて、認知症の発症を遅らせることができる、認知症の進行スピードを遅くすることができるとも言えます。

 

上記のデータで注目すべき点としては、噛める環境のある方であれば認知症リスクを低減できるということです。

 

そのため、欠損してもしっかり義歯やインプラントなどで噛める環境を作ることが大切となってきます。

 

しかし、やはり歯の本数に応じて要介護認定を受ける関係もあります。

 

このように、歯の本数は非常に大切であることがわかります。

 

認知症を予防するためにも、また認知症や要介護になったとしてもできるだけ軽度にすむかどうかの要因の一つに「歯」や「噛むこと」は大切となります。

 

定期的な検診と、欠損したらしっかりと噛める環境を作るようにしましょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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監修歯科医師

医療法人社団GRIT 理事長
小嶋デンタルクリニック 院長

小嶋 隆三Ryuzo KOJIMA

〔院長略歴〕


静岡市出身
鶴見大学歯学部卒 総合歯科
医療法人 麗歯会 加藤歯科医院 勤務
医療法人 UG会 多田歯科医院 勤務
医療法人 清明会 静岡リハビリテーション病院 非常勤 勤務
2013年 小嶋デンタルクリニック開設
2023年 医療法人社団GRIT 設立
2023年 コロンビア大学歯学部歯周病学分野所長兼准教授(1987-2015)、台北医科大学教授、学部長(2017-2023)ピーター・ワン先生の講座へ入局
2024年には、グローバルインプラントブランド「DIOインプラント」において、日本一の年間実績(症例数)を達成。
難症例や骨造成を伴うケースにも精通し、確かな診断力と精緻な技術で遠方からの患者も多く、信頼を集めている。

〔所属学会・所属団体〕


歯科医師臨床研修指導医
公益社団法人日本歯科先端技術研究所 インプラント認証医
BPS(精密義歯)クリニカル国際認定医
公益社団法人日本口腔インプラント学会
ISOI(国際口腔インプラント学会)
日本顎咬合学会
日本スポーツ歯科学会
日本抗加齢医学会
日本歯科医師会
静岡市歯科医師会 2020-2022 理事
静岡市介護認定審査委員