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糖尿病と歯科治療
2020/06/16
こんにちは、静岡市駿河区にある歯科医院、小嶋デンタルクリニックです。
日本人に多い生活習慣病の一つに糖尿病があります。
まず、三大生活習慣病というものがあり「高血圧」「糖尿病」「脂質異常症」となっております。
特にその中でも高血圧と糖尿病は歯科との関わりが強い疾患ですので抑えて置きたい項目になります。
その中でも本日は糖尿病と歯科治療について説明します。
糖尿病に罹患している患者さんは以下の3点について歯科治療で考慮する必要があります。
1・感染しやすい
2・治りにくい
3・治療により血糖値が変動する
一番目の感染しやすいこととしては血糖値が高くなることで、白血球などの免疫に関わる細胞の機能低下が起こり感染しやすいと言われています。
糖尿病に罹患していても、血糖コントロールができていれば大丈夫であると言われています。
二番目の治りにくいということは、糖尿病の方は高血糖が長らく続くことで血流障害が起こることがあります。
それにより動脈硬化を引き起こし傷を治すための酸素や栄養が届きにくくなるためであると言われています。
三番目の治療により血糖値が変動するというのは、特にコントロールされていない方の治療を行うと、低血糖昏睡を引き起こす原因になったり、逆に血糖値が大きく上がってしまいフラフラしてしまうこともあります。
インプラントや抜歯などの外科的な処置を行う場合は、安全に処置を行うことを考えると理想はHbA1c6.9%未満、空腹時血糖100-140mg/dl もしくは食後血糖160-200mg/dgを目安にしています。
しかし骨粗鬆症の服薬との関係と同じで、抜歯などの外科処置を行うメリットが行わないで現れるデメリットを上回ると予想される場合は行います。
インプラントに関しては、糖尿病の血糖がコントロールされていない場合は当院では行いません。
中途半端にインテグレーション(結合)することで永遠と炎症がそこに残ってしまいますし、将来の脱落リスクがとても高いからです。
しっかりと、糖尿病内科で栄養指導と服薬、必要に応じてインスリンの投与を受けることで血糖がコントロールされルことが身体にとって最もベストだと言えます。
「サイレントキラー」と呼ばれる生活習慣病。
普段は全く症状がないのが特徴ですが、身体をボロボロにしてしまいます。
当然口腔内もです。
全身からしっかりと管理することが大切です。
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