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セラミックによる接着性ブリッジ
2020/06/09
こんにちは、静岡市駿河区にある歯科医院、小嶋デンタルクリニックです。
歯を失った際の選択肢は
1・インプラント
2・ブリッジ
3・義歯
4・何も入れない
このような選択肢になります。
特に審美的要素が強い上の前歯に関しては欠損してしまうと非常にどれを選ぶかということが大切になります。
全体的な色調バランスを考えればできるだけ削らず入れたいところです。
今回のケース。
左上の側切歯が欠損してしまい、どうしようか悩んでいるとのことで来院。
抜歯してから、仮の歯を接着剤で横と留めている状態で数ヶ月経っているとのこと。何回か外れては付けての繰り返しだそうです。
ご高齢の方でしたが、外でお話しする機会が多いのでできるだけ自然に仕上げたいという希望と、今まであまり削らずきた歯は極力削りたくないという希望もあり、セラミックによる接着性ブリッジを選択しました。
左上の切歯は虫歯にもなっていない綺麗な歯であり、唇面の色調は他の歯と調和が取れているためできるだけ削りたくないので、口蓋側のみ維持のため少し形成し作成。
左上犬歯は、元々被せ物があったため外してブリッジの支台として使用しました。
口腔内に装着した状態。
軽くステインを付着させてセラミックを仕上げることでより自然な色調を演出しています。
最低限の削合量で負担もほとんどありません。
本人も大満足のようでした。
接着性ブリッジは全てのケースで対応できるわけではありません。歯の形態や、噛み合わせの状態をしっかりと加味しなくては早期の脱落や破折を伴ってしまいます。
またしっかりとした内面処理を施すこと、接着性セメントを良いものを使用するなどの配慮も必要です。
しかし、適応すれば非常に侵襲少なく治療が可能です。
インプラント以外の選択肢として良いと思います。
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