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CT後に抜歯した症例

2020/02/18

こんにちは、静岡市駿河区にある歯科医院、小嶋デンタルクリニックです。

 

以前のブログでCTを有効活用すると、非常に治療に対して有益だというお話をさせていただきました。

 

3次元的に状態を把握することで、適切な治療が積極的に取れるようになるということは非常に患者さんにとってもメリットがたくさんあります。

 

エックス線の被曝量も最近のレントゲン装置はかなり減少してますので、何度も撮影していいわけではありませんが、体への負担もだいぶ軽減されました。

 

今日はCTを有効活用した症例を一つ。

「親知らずが痛い!」

とのことで来院された患者様。

 

以前、今回痛む親知らずは手前の歯とくっついているため抜歯ができないと大学病院で言われていたとのこと。。

 

抜歯をすると手前の歯も一緒に抜歯をしなくてはならないと言われていたそう。

 

確かにくっついているように見えますね。重なっているようにも見えます。

 

ただこれだけだと、どうにも診断がつかない・・・・

 

そこで患者さんに相談してCT撮影でチェックしてみようという同意をいただきましたので撮影。

上記はコロナル像所見。

 

上記はアキシャル像所見。

確定診断は癒着歯ですね!

 

ポイントは歯の神経が一緒になっているかどうか。

 

2次元のレントゲンではわかりませんでしたが、CTで3次元的に見ると確実に神経が分かれており、

 

セメント質で一層薄く繋がっているだけだということがわかります。

 

と、いうことで説明の上、抜歯。

 

抜歯は案の定すぐ終わりました。

 

歯髄も繋がっておらず、抜歯創は非常に綺麗に経過しました。

 

長年苦しめられていた親知らずも、CTを活用することで一気に改善された症例になります。

 

このように、CTは使い方次第ではとても患者さんに対して有益に働きます!

 

必要な方は、随時伝えさせていただきますね!

 

 

 

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