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知覚過敏対策!
2019/12/12
こんにちは、静岡市駿河区にある歯科医院、小嶋デンタルクリニックです。
この少し寒い時期になると訴えが多くなるのが「知覚過敏」
気温が下がると、水の温度も下がるためいつも以上に冷たく感じ歯がしみることもあります。
知覚過敏とは
・冷たい飲み物がしみる
・歯磨きをした時に痛みを感じる
・空気に触れると痛みを感じる
このような症状を認めることが多く、熱い飲み物や、甘いもの(稀にあり)ではあまり反応しない傾向があります。
そして一番の特徴は、「誘発されること」で痛みが出現するということです。
何もしなければなんともないという状況ですね。なので結構放置されやすいです。
なぜ放置するといけないかというと、知覚過敏が起きる原因から考えてみましょう。
知覚過敏になる主な原因は大きく分けて2つになります。
①歯肉が下がってしまうことによる、歯根面への刺激で出現
②歯がすり減ることにより、歯の内面への刺激で出現
①について、なぜ歯肉が下がってしまうかというと、まずは加齢が挙げられます。
歯周病に罹患していなくても加齢により生理的に下がります。また加齢の他には歯周病の進行、ブラシの当てすぎも考えられます。
まだ若いうちから知覚過敏を感じるようでしたら、早めの受診をお勧めします。
②については、歯ぎしりが原因になることが多いです。歯ぎしりにはタイプがあり、食いしばるタイプ、横でギリギリするタイプ、
カチカチタッピングするタイプがあります。そのどれも歯をすり減らさせる原因となります。
基本的にこのような欠けは目に見えない範囲で起こるため再石灰化しますが、継続して起こることで歯が大きく欠けたり根元がえぐれてきてしまうこともあります。汚れもたまりやすくなり歯周病や虫歯リスクも上がるため早めに受診しましょう。
また酸性の飲み物でも歯は溶けてすり減りやすくなります。
炭酸飲料の他に、お酢などの調味料が好きな方も顕著に歯が薄くなってきて知覚過敏を発症しやすい傾向にあります。
知覚過敏の治療方法としては、まず歯磨き粉の変更をお勧めします。知覚過敏に有効な成分が含有された歯磨剤へ変更することで毎日対策が可能となります。
その他として、歯科医院での薬の塗布。知覚過敏が発症している部位に直接薬効成分の含有した薬を塗布することで改善を認めるようになります。
欠け方が大きい場合は、詰め物で対応したり、歯ぎしりが顕著に原因として疑われる場合はマウスピースを作成することもあります。
知覚過敏は刺激を与えなければ出現しにくいため、放置しやすい傾向にあります。
しかしこのように欠けた部位で細菌が溜まることで新たに虫歯や歯周病を罹患してしまうことにも繋がりますので、気になったら早めに受診しましょう!
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