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抜歯後は骨が萎縮する

2024/05/02

こんにちは、静岡市駿河区にある歯科医院、小嶋デンタルクリニックです。
 
欠損部にそろそろインプラントにしようかなと思っていたけれど、骨が少なくてできません、もしくは骨を作らないといけないとなることがあります。
 
厳密には骨がないからできないということではなく、そのままではインプラントが長期的に安定することができないため、骨を作りましょうということです。
 
一般的に、歯を抜くと骨は吸収と言って溶けていきます。
 
イメージすればすぐわかると思います。
 
歯根は骨の中に収まっているわけですが、抜歯すると、歯根があった場所は空洞となりますよね。その空洞がどのように封鎖されるでしょうか。
 
理想的な治癒の仕方は、空洞部分に血液が溜まり血餅となり、骨組織に置換されていくことです。しかし、実際は抜歯することで空洞に近接した薄い骨が吸収していき、萎縮してしまいます。
 
また感染状態が非常に強かった歯や骨組織も抜歯によって、再生能力が衰え、萎縮し退縮する傾向にあります。
 
実際に抜歯後6ヶ月の平均吸収量は、水平的に3.79±0.23mm、垂直的に1.24±0.11mmであることが報告されています。
 
もしインプラントを予定するのであれば、抜歯時に同時にリッジプリザベーションを施すと将来の治療にかなり有利となります。抜歯と同時にリッジプリザベーションを行うことで、歯槽骨の吸収を最小限に抑えて、インプラント時の大規模な骨造成処置を回避することができます。
 

 
抜歯後にインプラント治療を検討しているのであれば、抜歯時に行うことが実は多くあったりします。抜歯後にインプラント治療を検討されている方は一度歯科医師にご相談ください。
 
 
 

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