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上顎インプラントとサイナスリフト:重要な手順とリスク管理

2024/01/13

こんにちは、静岡市駿河区にある歯科医院、小嶋デンタルクリニックです。
 

 
上顎インプラント。
 
臼歯部に行けばいくほど副鼻腔の一つである上顎洞に近接してくるためインプラントを埋入するための骨が少なくなります。上顎洞は洞なので穴ですよね。ここには空気が入っています。
 
人間の構造上何も意味をなさないと言われている副鼻腔。成長の過程で退化した組織と言われています。
 
私は経験はありませんが、上顎洞の位置を無視して無理にインプラントを埋入してしまうことで上顎洞内にインプラントが落下してしまったりなどのケースを稀にケース発表でみることがあります。
 
内視鏡などを使用しながらインプラント体を取り出すのですが、取り出すのも大変そうです。
 
そうならないためにも必要な処置がサイナスリフト。
 
サイナスリフトとは上顎洞粘膜を挙上させる処置。
 
上顎洞は空洞ですが、上顎洞内と骨との間に一層粘膜が介在します。この粘膜を破れないように剥離しながら挙上するのがサイナスリフトになります。
 
今回のインプラントは、上顎洞まで4mm、8.5mmのインプラントを予定していたため4mm以上のサイナスリフトが必要な状態でした。
 
慎重にリフトして上顎洞粘膜に穿孔がないことを確認した上でインプラントを埋入。
 
初期固定も良好でした。
 
上顎も、サイナスリフト、骨造成を行いながらインプラントが可能になることもあります。
 
気になる方はご相談ください。
 
 
 

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