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外科処置と全身疾患との関係
2023/11/24
こんにちは、静岡市駿河区にある歯科医院、小嶋デンタルクリニックです。
歯科においても全身疾患の有無や現在の血液の状態を知ることはとても重要です。
特に外科治療においてその傾向はより濃くなります。
一般的に患者様の多くは歯科だから自身の健康状態や持っている病気を伝えなくても大丈夫と思う方が多い様子ですが、歯科において外科処置を伴う場合は確実に伝えておく必要があります。
口腔内は常に細菌がいます。
外科処置は常にその細菌環境に侵された場所での治療となり、細菌が多数いる中での出血は常に感染症のリスクがあります。
敗血症、菌血症という言葉を聞いたことがありますでしょうか。
外科処置後に細菌が血液を介して全身に回ることで全身的に影響が出てしまう病気のこと。
特に口腔内などの細菌が多数いる部位での治療はそのようなリスクがあります。
それ以外にも顎骨に対して影響を及ぼす内服薬などもあります。
外科処置において出血時間や出血量も考慮すべき重要なことですし、顎骨にはかなり狭い感覚で動脈や神経が存在しています。
歯科で使用する麻酔薬には血圧や心拍変動に影響を与える薬も含まれているので高血圧や心臓疾患のある方への麻酔において考慮すべきポイントもあります。
管理されていない糖尿病の方は感染リスクが高く、治療後に悪化することもあります。
様々な情報を事前に知り準備することはとても大切です。
問診時などに必ず聞いていますので、確実にお伝えするようにしましょう。
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