Blog
ブログ

歯肉が下がる理由

2023/10/04

こんにちは、静岡市駿河区にある歯科医院、小嶋デンタルクリニックです。
 
昔に比べて歯肉が下がってきた。このまま下がり続けたらどうなるのか心配と思う方も日々臨床の場にいいると多く聞こえます。
 
歯肉が下がる主な理由には以下のようなものがあります。
 
1. 歯周病(歯槽膿漏): 歯周病は最も一般的な歯肉が下がる原因の一つです。歯周病は細菌の感染によって引き起こされ、歯肉の炎症や破壊をもたらします。炎症が進行すると、歯肉は徐々に歯から離れ、歯根が露出してしまうことがあります。これは歯肉の下がり具合が進行性の歯周病の度合いに応じて異なります。
 
2. 過度な歯みがきや歯の磨きすぎ: 歯みがきの際に過度な圧力や過度な磨きすぎは、歯肉にダメージを与え、歯肉の退縮を引き起こす可能性があります。適切な歯みがき技術と柔らかい歯ブラシを使用することが大切です。
 
3. 歯周ポケットの形成: 歯周病の進行により、歯と歯肉の間にできる歯周ポケットが深くなることがあります。これにより歯肉は下がり、歯根が露出します。歯周ポケットは細菌の蓄積を促進し、歯周病の進行を悪化させる要因となります。
 
4. タバコの喫煙: タバコの喫煙は口腔健康に悪影響を及ぼす要因の一つで、歯肉の下がりを促進する可能性があります。タバコの化学物質は歯肉の血管を収縮させ、適切な血液供給を妨げることがあります。
 
5. 歯を食いしばる(歯ぎしり): 歯ぎしりや歯を食いしばる症状は、歯肉に圧力をかけ、歯肉の下がりを引き起こすことがあります。この症状が継続的である場合、歯科医師が適切な治療法を提供することが重要です。
 
歯肉が下がることは、歯周病などの重要な口腔健康問題の兆候であるため、早期に歯科医師に相談し、適切な治療を受けることが大切です。気になる方はご連絡ください。
 

 
 
 

コジデン院長ブログ(様々なことをゆる〜く書いています)
https://ameblo.jp/kojima-dental

インプラント専用サイト
https://ryu-implant.net

監修歯科医師

医療法人社団GRIT 理事長
小嶋デンタルクリニック 院長

小嶋 隆三Ryuzo KOJIMA

〔院長略歴〕


静岡市出身
鶴見大学歯学部卒 総合歯科
医療法人 麗歯会 加藤歯科医院 勤務
医療法人 UG会 多田歯科医院 勤務
医療法人 清明会 静岡リハビリテーション病院 非常勤 勤務
2013年 小嶋デンタルクリニック開設
2023年 医療法人社団GRIT 設立
2023年 コロンビア大学歯学部歯周病学分野所長兼准教授(1987-2015)、台北医科大学教授、学部長(2017-2023)ピーター・ワン先生の講座へ入局
2024年には、グローバルインプラントブランド「DIOインプラント」において、日本一の年間実績(症例数)を達成。
難症例や骨造成を伴うケースにも精通し、確かな診断力と精緻な技術で遠方からの患者も多く、信頼を集めている。

〔所属学会・所属団体〕


歯科医師臨床研修指導医
公益社団法人日本歯科先端技術研究所 インプラント認証医
BPS(精密義歯)クリニカル国際認定医
公益社団法人日本口腔インプラント学会
ISOI(国際口腔インプラント学会)
日本顎咬合学会
日本スポーツ歯科学会
日本抗加齢医学会
日本歯科医師会
静岡市歯科医師会 2020-2022 理事
静岡市介護認定審査委員