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神経に接していたら必ず麻痺が出るのか
2023/09/22
こんにちは、静岡市駿河区にある歯科医院、小嶋デンタルクリニックです。
親知らず抜歯希望で来院された患者様。
以前の歯科で顎の下に走行する神経に近接もしくは接している可能性が高いため抜歯はできないとのことでおいてあるけれど、歯並びが悪くなってきた感じがあること、たまに腫脹することがあるためやはり抜歯したいということで来院されました。
水平埋伏しており、CTで確認すると確かに先端の方で触れているかという状態。
抜歯後の麻痺リスクは必ずあることや、麻痺出現時の対応策を説明した上で抜歯を行いました。
術後、麻痺は出現せず。
おそらく多少なりとも抜歯時に神経に触れたことは間違いありませんが、それでも麻痺は出ないこともあります。神経に接していてもその接する程度などで術後変わってきます。
完全に神経に絡んでしまっているケースなど、抜歯後に神経が離断されてしまえば必ず麻痺はでます。
しかし、接している程度であれば麻痺が出ないことが多い印象です。
接していても麻痺が出ない可能性はあるけれども、接していなくて麻痺が出ることもある。
そのため一概にCT撮影しても麻痺が出る出ないの確証はないということとなります。
あくまで確率程度となりますでしょうか。
先述した歯根と神経が複雑に絡みあってしまっているケースは麻痺リスクがとても高いため、抜歯ベネフィットをよく考えた方が良いケースもあります。
そのあたりはCTで精査できます。
気になる方はご相談ください。
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