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上が痛む?下が痛む?

2023/09/04

こんにちは、静岡市駿河区にある歯科医院、小嶋デンタルクリニックです。
 
最初は下が痛かったのだけれども痛みがひどくなり、今は上が痛むような気がする。
 
炎症が強くなると、痛みの特定が難しくなることあります。
 
そして、下が患歯であるのにも関わらず上が痛むこともあります。
 
これはなぜ起こるのか。
 
答えは解剖学的なところからあります。
 
口腔内や歯の神経支配の大半は脳神経の一つである三叉神経がメインとなります。
 
この三叉神経は脳神経の中でも最大と言われており、眼神経、上顎神経、下顎神経と3つに分かれます。
 

 
よって、同じ神経から伝達されるため脳が正確に情報を判断できないことがあります。このためどの歯が痛むのかわからないという事態になります。
 
では治療はどうするかといえば、まずは口腔内を確認し明らかに痛みにつながりそうな部位がないか確認します。
 
それでもわからない場合は麻酔をします。
 
痛みを訴える部位に麻酔を行い、麻酔により痛みが取れたかどうかを確認します。もし痛みが取れていれば訴え通りの歯を治療していけば問題なく、一方痛みが取れないようであれば別の歯の治療が必要となります。
 
このように上が痛いのか下が痛いのかわからないという時はまずチェックしてもらい、わからなかったら麻酔からスタートすることが多いです。
 
気になる方はご相談ください。
 
 
 

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