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治療する虫歯としない虫歯

2023/07/12

こんにちは、静岡市駿河区にある歯科医院、小嶋デンタルクリニックです。
 
初期虫歯になりつつあるけれども、まだ治療は大丈夫。そんなことを言われたことがある人も多いと思います。虫歯には段階があります。
 
虫歯の進行度を評価するために使用される一般的な分類は、Caries Management System(CMS)と呼ばれます。CMSは、C0からC4までの5つのカテゴリーに分けられます。以下に各カテゴリーの説明を示します。
 
C0(サウンド): 歯に虫歯の徴候や病変がなく、健康な状態です。
 
C1(初期段階): エナメル質の脱灰や微小な白い斑点が観察されます。虫歯の進行を止めることができます。
 
C2(浅い虫歯): エナメル質が侵食され、歯の表面に凹凸や黒い色素が見られます。まだ進行を止めることができますが、早めの治療が必要です。
 
C3(中等度虫歯): 虫歯がエナメル質を通り抜けて、象牙質に侵食します。歯がしみることや痛みを感じることがあります。歯の修復が必要です。
 
C4(重度虫歯): 虫歯が深く進行し、歯の中にある歯髄に感染が広がります。激しい痛みや腫れが生じることがあります。根管治療や抜歯が必要となる場合があります。
 
この中で治療をするかしないかのラインとなるのがC1とC2のライン。
 
C2に近いC1であれば治療が必要ですがC0とC1のラインは治療をしないこともあります。
 
理由としては、治療するための機器や材料はある一定以上の大きさでなければ入らないためです。
 
小さい虫歯を治すために、健全な部分を詰めるために削る必要が出てしまうのは本末転倒です。
 
フロスやブラシでしっかりと予防していけば進行を防げることも多くあります。
 
もちろん、口腔内に多数虫歯がある状態で口腔内環境が悪い場合は、初期の状態でも積極的に治療しなければいけないと考えられます。
 
しかし清掃状態も良い方などは無理に治療しなくても良いこともあります。
 
気になる方はご相談ください。
 

 
 
 

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