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ドライマウスを改善していきたい

2023/04/13

こんにちは、静岡市駿河区にある歯科医院、小嶋デンタルクリニックです。
 
ドライマウス、口腔乾燥症とも言いますが、女性で気にされる方は非常に多い傾向にあります。
 
口腔内の水分量が減少すると様々なトラブルが発生していきます。
 
歯周病の悪化、虫歯の悪化、口腔粘膜の裂傷、口内炎などのアフタ多発、口臭、飲み込み不良、消化不良。口腔内にとって全身にとっても唾液の量というのは非常に重要なポイントになります。
 
唾液が減る代表的な原因として
 
1. 加齢による唾液腺の機能低下: 年齢が上がるにつれて、唾液腺の機能が低下することがあります。これは、唾液腺に対する神経支配の低下や、唾液腺の細胞の老化によるものです。
 
2. 薬物の副作用: 薬物によって、唾液腺の機能が低下することがあります。例えば、抗うつ薬、抗不安薬、抗ヒスタミン薬などが挙げられます。
 
3. 自律神経の障害: 自律神経の障害によって、唾液腺の分泌が低下することがあります。例えば、交感神経の亢進によるストレスや不安、副交感神経の障害による病気が原因となることがあります。
 
4. 病気や治療による影響: 唾液腺の病気や、放射線治療や化学療法などの治療によって、唾液腺の機能が低下することがあります。
 
5. 偏った食生活: 偏った食生活によって、必要な栄養素が不足することがあります。特に、ビタミンC、ビタミンB2、亜鉛などが不足すると、唾液の分泌量が低下することがあります。
 
6. 口腔乾燥症候群(シェーグレン症候群): 口腔乾燥症候群とは、唾液の分泌が低下して、口の中が乾燥する症状のことです。口腔乾燥症候群の原因は複数ありますが、唾液腺の機能低下が主な原因のひとつです。
 
このようにいくつか原因が考えられます。
 
対策としては、
 
1. 水分補給を増やす: ドライマウスの原因のひとつは、唾液分泌量の減少です。そのため、水分補給を増やすことが大切です。水やお茶などをこまめに飲み、水分補給を心がけましょう。ただし、コーヒーやアルコールなどは利尿作用があるため、摂取を控える必要があります。
 
2. 口腔内の保湿を行う: 口腔内の乾燥を防ぐために、口腔内の保湿を行うことが大切です。保湿剤を使用したり、口腔内の保湿に効果的なキシリトール入りのガムやキャンディを食べたりすることが有効です。
 
3. 唾液の分泌を促す食品を摂る: 唾液の分泌を促す食品を摂ることで、ドライマウスの緩和が期待できます。代表的な食品としては、酸味のあるものや、噛むことが必要なものが挙げられます。例えば、レモン、ヨーグルト、キウイフルーツ、人参、ナッツなどがあります。
 
4. 薬物治療を受ける: 一部のドライマウスは、病気や薬の副作用によって引き起こされる場合があります。その場合は、原因となっている病気や薬剤を治療・変更することで、改善が期待できます。そのためには、医師や歯科医師に相談し、適切な治療を受ける必要があります。
 
5. 歯科医院での処置を受ける: 歯科医師が処方する唾液代替剤や口腔洗浄液、口腔スプレーなどを利用して、口腔内の乾燥を改善することができます。
 
そのほかにも唾液を誘発するため唾液腺をマッサージしたりなどの処置もあります。
 
唾液の減少に少しでも気になるようであれば歯科医院に相談してみましょう。
 

 
 
 
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