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矯正治療後の歯の動揺

2022/03/18

こんにちは、静岡市駿河区にある歯科医院、小嶋デンタルクリニックです。

 
他院で矯正治療が終了した患者様。
右上の奥がグラグラしてきているため状態を見てほしいと訴えて来院。

 
右上の一番奥が確かにグラグラ。

 

 

レントゲンにて高度の骨吸収が確認できます。
一旦固定して歯周治療にて経過を見ていきますが、もしかしたら抜歯になるかも・・・
という話をしました。

 

矯正治療後に歯の動揺が大きくなるということはたまにあります。
もともと歯周病に罹患している場合など、ワイヤーつけて移動をさせる場合にワイヤーを外すと顕著に動揺していることがわかる場合があります。

 

矯正中は固定されているため動揺していることがわからないことが多いんですよね。

 
また歯周病に罹患している歯は矯正力によって、骨吸収が進行してしまうこともあるため矯正治療前に矯正治療後にもしかしたら抜歯となる可能性もあるかも、という前提で進めていく必要もあると思います。

 

しかし矯正治療は、歯並びを良くすることで清掃性がよくなり、咬合がよくなり、歯周病や虫歯にかかりにくくなるという予防歯科の側面もあります。

 

包括的にしっかりと治療を考えるのであれば矯正治療は必須というのは北欧の歯科医療においては普通のことです。
歯周病と矯正治療、気になる方はご相談ください。

 

 

 

 

 

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