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麻酔が効きにくい理由

2021/12/17

こんにちは、静岡市駿河区にある歯科医院、小嶋デンタルクリニックです。

 

麻酔が効きにくい方いますよね。
麻酔が効きにくい体質ってあるんでしょうかという質問を受けることがあります。
結論は体質と効きにくさに相関はありません。

 

体質という表現をどこまで含めるかにもよりますが。

 

麻酔が効きにくい原因は大きく下記のような場合です。

 

・歯や歯肉の炎症がすごく強い
・下顎骨の臼歯部など皮質骨が厚い方
・緊張
・体調不良
・薬物中毒者
・アルコール依存症、薬の長期服用
・痛みの部位が違う

 
まず、歯や歯肉の痛みが強い場合は、組織のpHが酸性に傾くため、酸性下では麻酔が非常に効きにくいです。

 
一時的に鎮痛剤や点滴などで痛みを下げてから治療をする必要な場合もあります。

 

骨質が硬い部位も麻酔が効きにくいです。
歯科の麻酔は「浸潤麻酔」ですので、歯に直接効かせることは通常できません。

 

歯肉に麻酔をうち、歯肉の下にある骨に浸潤させ骨の内部にある歯根に浸潤させる。
そのため、骨質が硬い部位は麻酔薬が浸潤しにくいため効きにくいのです。

 

このような場合は麻酔の量を少し増やしながら治療する必要があります。

 

緊張している場合も麻酔が効きにくいです。
不安もそうですね。
このような場合は、静脈内鎮静麻酔にて一旦精神的な不安を排除してから治療を行います。
これにより麻酔の量をコントロールできます。

 
薬物中毒者やアルコールなどは身体が酸性に傾くためどうしたって効きが悪いです。

 
麻酔が効きにくくて歯科治療を諦める方は結構います。しかし話を聞くと改善できることが多くあります。
一度ご相談ください。

 

 

 
 
 

 

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