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帯状疱疹と歯科
2021/07/17
こんにちは、静岡市駿河区にある歯科医院、小嶋デンタルクリニックです。
先日患者さんより帯状疱疹についてご質問がありましたので簡単に解説します。
その方は帯状疱疹ではなかったのですが、帯状疱疹は様々な場所にできます。
最も多いのが肋間神経沿いと呼ばれる上肢から胸背のあたりにできます。私も大学生の時にできました。
次にお腹から背中、頭部から顔面、臀部から下肢、頸部から上肢と好発します。
基本的には身体の左右どちらか一方の神経に沿って帯状に現れるのが特徴。
帯状疱疹は帯状疱疹として人に感染することはなく、帯状疱疹から水疱瘡にかかったことがない乳幼児などに水疱瘡として感染する場合があります。
そして歯科で関係してくるのが、顔面神経領域や三叉神経領域に発症するものであり口内炎をきっかけに気がつくことが多いです。
口腔内において片側だけ痛みを伴う水泡が複数存在していたり、特に耳が痛い状態だと顔面神経領域に感染している可能性があり顔面神経麻痺の可能性が出ることから重篤化しやすいとも言われています。
帯状疱疹に罹患すると軽度に熱発し、体調不良になりやすいのが特徴。
その後水泡がワーっと出現するのでわかりやすいが口腔内だとただの口内炎?と思ってしまいステロイド軟膏で済ませようとすると感染が拡大する可能性がある。
帯状疱疹などの感染症にはステロイドは禁忌とされている。
帯状疱疹の特徴は水泡が片側だけ複数突然出現してくる。神経に沿ってできるのが特徴なので片側だけ。
体調不良に伴う口内炎など、急に複数できたらしっかりチェックしてみましょう。
また分からず不安な場合は、歯科医院に相談にいきましょう。
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