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全体的な検査で気がつくこと
2021/06/18
こんにちは、静岡市駿河区にある歯科医院、小嶋デンタルクリニックです。
左上が欠けたためみて欲しいと来院された患者様。
痛みはたまに痛む程度でそこまで強くはない。
歯科自体かなり久しぶりであるため全体的に状態チェックして欲しいとのこと。
全体が確認できるパノラマエックス線画像。
このレントゲンから得られる所見はかなり多くあります。
・左上が大きく欠けて虫歯になっている
・左下のブリッジの支台となっている大臼歯の根尖部に大きく根尖病巣を認める。
・ブリッジの欠損部に歯根の一部が残っているか。
・右の副鼻腔が左に比べ曇っている
上記以外にも細かいところで所見をあげようと思えばあるのですが、ざっとはこんな感じ。
主訴である左上は虫歯が神経まで到達しているため、早期の根管治療を行う必要があります。
分岐部を越えて虫歯が進行しているようであれば今後の予後に関してよくチェックしていく必要があります。
左下は根管治療が必須な状態。
根尖部に根尖病巣を認めるため放置していると噛めなくなってきます。
手前の残痕部分は抜歯の残りか?なんとも言えないので詳細なレントゲンを撮影する必要性があります。
副鼻腔に関しては症状次第では耳鼻科との連携が必要。
定期検診の重要性を日々訴えていますが、このような状況というのが検診で把握することができます。
また早期に発見でき、早期アプローチが可能であれば治癒経過も良いのが実際です。
長くてもせめて半年に1回は通院するようにしましょう。
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