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粘液嚢胞へのアプローチ
2021/05/25
こんにちは、静岡市駿河区にある歯科医院、小嶋デンタルクリニックです。
下唇に粘液嚢胞があると訴えて来院された患者様。
3ヶ月経過見ていたが治らず、現在は粘液嚢胞出現してから6ヶ月経過したとのこと。
このような形で存在。
嚢胞は自壊して膨らんでの繰り返しで、ほとんど潰れている状態ですが下に残っている印象。
以前粘液嚢胞の治療についてブログを書いていたためそれを見て摘出して欲しいと来院されました。
注意事項等を説明した上で摘出を行うことに。
粘液嚢胞へのアプローチは様々ありますが今回は被覆している健常組織も含めた摘出を選択。
というのは、自壊しており粘膜と嚢胞との境がはっきりしていない可能性と、嚢胞上に切開線を設定すると潰れてしまいそうだったため周りから剥離し確実に取り切った方が良いと判断。
摘出後、その他周辺の小唾液腺も撤去し終了。
7-0ナイロンという髪の毛ぐらいの縫合糸で縫合し終了。
嚢胞は一塊にして摘出できましたがとても大きかったです。
粘液嚢胞は自然に消失する可能性もありますが3ヶ月を超えれば摘出した方が治りが早い場合があります。
麻酔は少しだけの部分麻酔で15分ぐらいの治療で可能であるため気になる方は相談ください。
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