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虫歯ではなくても歯が痛む

2021/03/08

こんにちは、静岡市駿河区にある歯科医院、小嶋デンタルクリニックです。

 

先週より右下が痛むためみて欲しいと訴えて来院された患者さま。

 

噛む時に痛みがある他、指で押さえたりすると痛む。
何もしていない時はなんともなく、腫れた感じもない。

 

口腔内においては、過去の銀歯はあるものの虫歯で穴が開いていることや、歯周病により歯肉が腫脹していることもない状態。

 

銀歯の中で虫歯が進行していないかどうかを精査するためレントゲン撮影。

 

 

このような状態でした。
虫歯は大丈夫ですね。しかしこのレントゲンで一つ引っかかるところがあります。
それはここ。

 

 

歯の歯冠側の歯根膜が拡大している所見ですね。

 

「咬合性外傷」といいます。
咬合性外傷とは、名前の通り噛み合わせによる損傷です。

 

日常生活において歯は、噛み合わせによる力を負担しています。その力により歯、歯ぐき、歯を支えている骨、顎の関節が負傷することを咬合性外傷と呼びます。

 

自分の噛む力によって、歯が障害を受けてしまうのです。

 

特に食いしばりがある方や歯ぎしりをする方に多く認め、徐々に咬合により歯がすり減っていき、本来当たらない部位に咬合が当たるようになったり、強く負担がかかるようになり症状が出現してくることが多いです。

 

今回、上の銀歯も不適合であったため一度外して薬に置き換えました、
虫歯などが中で進行している所見はなかったです。

 

このように虫歯ではなくても歯が痛む場合というのは存在します。

 

咬合性外傷を放置してしまうことで、歯が割れてしまったりすることもあるため早めに歯科に受診するようにしましょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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