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赤ちゃんの虫歯予防は、まず大人から
2020/08/08
こんにちは、静岡市駿河区にある歯科医院、小嶋デンタルクリニックです。
よく質問いただくのが、赤ちゃんの虫歯の質問。
「何才ぐらいから虫歯になるのか」
「お父さんとのチューは絶対ダメだ」
「おじいちゃんやおばあちゃんからの感染が心配だ」
このように神経質になってしまうのもわかります。
生まれたばかりの赤ちゃんの口腔内には、虫歯に関連する菌はいません。
虫歯菌は外から入ってくるのです。
外からとは、主に周りの大人から伝播されていくと言われています。
特に虫歯菌に集中して感染しやすい時期というのが存在しそれは
「1歳半から2歳7ヶ月」の期間に集中して感染すると言われています。
この時期は主に乳歯が奥歯を含め萌出してきている状態であり、様々な食べ物を食べるようになっている時期です。
当然大人が食べるようなものを一緒に食べることもあると思います。
この時期に、様々な行為を共有することでその過程で口腔内に大人の細菌が入り込むと言われています。
ではどのようにして、子供への感染を防ぐことができるでしょうか。
基本的には、一緒にいる時点でリスクをゼロにすることは不可能です。
日常生活においていくら気をつけていても、息を吹きかけるだけで飛沫感染する可能性もありますし、咳やクシャミでももちろん感染リスクがあります。
今流行している、新型コロナウイルスと同じです。このウイルスから罹患を防ぐために現在「ソーシャルディスタンス」「マスク着用」などの対策を取られていますが、子供や赤ちゃんとは同様の対応はできませんよね。
そこまでしてしまうと、大切なスキンシップの機会が失われてしまい、将来に影響が出てしまうこともあります。
そのため、根本的に「大人の細菌の数や、虫歯菌、歯周病菌のリスクを減らす」このことが何よりも大切になります。
もちろん、お子さんの細菌コントロールも非常に重要です。
フッ素塗布やシーラントなどの予防処置を行っておくこともとても重要です。
しかしそれ以上に、ご家族の口腔内の環境を良くしておくということがお子さんにとっても最大の予防歯科になると思います。
赤ちゃんに虫歯が移るから近寄らないで!という環境より、適切なスキンシップを楽しみながらしっかりと予防していく方が、双方にとってよき未来が築けると思います。
赤ちゃんに限らず、まず大人がしっかりと口腔内を管理するようにしていきましょう。
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