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静脈内鎮静麻酔の利点は「リラックス」した状態で治療を受けることができること
2020/08/06
こんにちは、静岡市駿河区にある歯科医院、小嶋デンタルクリニックです。
当院では今年の4月に静脈内鎮静麻酔に関して保険適応してから、非常に多くの患者さまから静脈内鎮静麻酔のオーダーをいただきます。
またLINE相談なども含め、非常に多くの問い合わせもいただいております。
今日は、そんな静脈内鎮静麻酔について解説します。
静脈内鎮静麻酔とは、結論から簡単にいうと
「精神鎮静のための麻酔」です。
よく勘違いが多いのが無痛なんでしょ?という質問。
無痛とは直接的に関係ありません。
静脈内鎮静麻酔は、静脈より、「鎮静薬」を点滴していき、
いわゆる「リラックス」した状態で治療を受けることができるのが最大の利点です。
ですので、静脈内鎮静麻酔単体では歯の痛みは取れません。
よって、歯の治療に関わる麻酔は別で必要です。
歯科治療を受けるにあたり、小さい頃の記憶による「恐怖心」や「不安感」「緊張」というのは多くの方で抱えています。このストレスにより、歯科治療と疎遠になってしまっている方も多く口腔内で苦しんでいる方もいます。
この静脈内鎮静麻酔を受けることで、ストレスを軽減し治療を受けることができるのが最大の目的であります。
また静脈内鎮静麻酔と、全身麻酔は異なります。静脈内鎮静麻酔は、意識がなくなることはありません。
当院においては、意識がなくならない程度いわゆる「ウトウト」した状態で治療を始めます。
この状態でも、治療中の記憶はほとんどないことが多いです。
これが体感として「あっという間に治療が終了した」「寝ている間に治療が終わった!」という感じになります。
またさらに静脈内鎮静麻酔には「健忘効果」もあり、治療中の記憶が残らない方もいます。
全身麻酔では意識がなくなり、自発呼吸も無くなります。
また入院が必須であり回復まで数日かかります。
しかし、静脈内鎮静麻酔は、酸素をつけて自発呼吸を促すほか数時間で終了し帰宅できます。
そのため全身麻酔に比べて安全性は高いですが、リスクはゼロではありませんので事前の説明や注意事項をよく聞いた上で治療を受ける必要があります。
当院における静脈内鎮静麻酔の流れとしては、
まず初診で全顎的な検査、レントゲンなどを行い治療計画を歯科医師が立案します。
2回目に来院していただいた時に、静脈内鎮静麻酔中にどこの治療をどのように進めていくのかの話をしていきます。ここで使用する材質なども一緒に決定していきます。そして鎮静麻酔を行う日程を決めます。
静脈内鎮静麻酔での治療はおよそ2時間半ほど予約時間を取ります。
そのため事前に予約を抑えておく必要があります。
初診ですぐ鎮静麻酔を受けることはできません。
必ず、上記のステップを行い鎮静麻酔を実行しています。
ご興味のある方は、ご連絡ください。
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