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親知らずは全て抜歯した方が良いのか
2020/07/11
こんにちは、静岡市駿河区にある歯科医院、小嶋デンタルクリニックです。
親知らずが出てきた、イコール抜歯と考える方が多くいらっしゃいますが、全てを抜歯する必要性はありません。
親知らずというものは、多くの方が20歳を越えてから出てくることから「親から独立した時期での萌出」ということから親知らずと呼ばれるようになったと言われます。
そのため、親知らずは20歳以降での萌出してくる方が多く22.23歳ぐらいが親知らずの歯根の完成となります。
一番最後に萌出する歯であるほか、一番後ろに位置する歯であるため、出てくるスペースがなく、完全に出て来れない歯が多数。
そのほか、出てきたけど、噛む場所がなく出続けてしまうパターン。出てくる方向が悪いパターンなど様々あります。
これは出るスペースがなく引っかかってしまった状態。
これは、出てきたが噛む場所がなく、出続けてしまった状態。
出てくる方向が後ろすぎて顎関節に影響を与えてしまう状態。
基本的に上記のような状態でおいておくと虫歯や歯周病リスクはどんどん高まってしまい、本来残すべき手前の歯などの他の歯にも影響が出現します。
手前の歯が親知らずの影響なのか虫歯になっています。また他の部位にも虫歯ができてしまっています。
このように上記に紹介した状態であれば、抜歯をすべきであると考えます。
抜歯を行うことにより、口腔内の環境が非常に良くなり、口腔清掃も十分になるほか、細菌コントロールもしやすくなります。
これは抜歯しなくても良い状態。
しっかりと噛み合うことと、ブラシできちんと管理できるのであれば第3大臼歯として、非常に有効であると考えます。
このように見ると、比較的親知らずは抜歯となるケースが多いですが咬合関係にあったり、管理の良い場合は残すことも多くあります。
その場合においても、きちんと管理が必要になってきます。
自分の親知らずは抜いた方がいいのか、できるだけ抜きたくないなって思っている方も、一度歯科医院で放出の状態を知っておくことが、まず一番大切となってきます。
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