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口腔内スキャナーの汎用性

2020/03/21

こんにちは、静岡市駿河区にある歯科医院、小嶋デンタルクリニックです。

 

コジデンは口腔内スキャナーを導入して一年少し経過していますが症例数や、口腔内における汎用性が非常に広がってきました。

 

さらに口腔内スキャナーは常にアップデートされるため、アップデートされるたびに非常に使いやすくなってきています。

 

今まで口腔内スキャナーを利用していない時は、保険、保険外全てにおいて間接法を用いた制作を行っていました。

 

 

この図を見ていただければわかりますが、間接法ではとても複雑な作業工程があります。

 

作業工程が多ければ多いほど、精度エラーが起きやすいのが実際です。

 

特に、間接法において被せ物を作成するにあたり問題となるのが模型の変形です。この変形が起きる原因として型取りした後に
すぐ模型作りに取り組めなかったり、石膏を入れる際にミスが起きたりすることで最終的な被せ物までずっとズレてしまうのが実際です。

 

 

スタッフの少ないギリギリの状態で運営しているクリニックなどは、せっかく綺麗に型取りを行っていても模型作りまでの時間が空いてしまうことで
精度が悪くなってしまうことも少なくありません。

 

開業した当初のコジデンがそうでした。

 

日々忙しく、なかなか型取りしたものに石膏を注ぐ時間がなくて、数時間経過してから注いでいたこともあります。

 

幸い模型に変形はなく装着できたものもあれば、エラーが出て再度やり直すこともありました。

 

 

また、模型を作った後に技工所へ発送する際に模型の破損が起きることもあります。

 

しかし、口腔内スキャナーでは、スキャニングを行いデータを送信するという流れであるため間接法で発生する精度エラーが起こり得ません。
それだけでもかなりの、利点です。

 

今までは、単独での修復のみに使われていましたが最近では、ブリッジや義歯でも用いることが増えてきました。

 

 

口腔内スキャナーは思った以上に速くスキャニングしてくれますし、患者さんも何より楽そうです。

 

特に型取りの際に嘔吐反射があった方などは良さを感じると思います。

 

まだまだ保険適応がされてきていませんが、近いうちに保険適応されるという話もあります。

 

 

細かい色などは、写真を超える精度がまだないため前歯などは口腔内写真を撮影して技工所へ送るべきですがそれでも近似を示します。

 

 

コジデンでは、セラミックやインプラントのケースではほぼ全てのケースで口腔内スキャナーを利用します。

 

適合も非常によく、無調整で装着されることが非常に多いです。

 

そして、何よりもこの口腔内スキャナーはどんどんアップデートしてくれるんです。

 

よく歯科における製品というものは、アップデート=次の製品という流れでした。

 

しかし、この口腔内スキャナーは製品を変えずに、どんどん優秀になっていくのです。

 

勝手にトリミングしてくれるA.I機能をアップデートで搭載してくれたり、新しいプランが作れるようなソフトも入ってきたりなど
まさにデジタルソリューションです。

 

 

今後も口腔内スキャナーの可能性に注目です。

 

 

 

 

 

 

 

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