Blog
ブログ

親知らずって抜いた方が良い?

2019/12/10


 
こんにちは、静岡市駿河区にある歯科医院、小嶋デンタルクリニックです。
さて多くの人が経験する「親知らず問題」
今日はこれについて解説致します。
 
親知らずは、20歳ぐらいから徐々に口腔内に見えてくる一番奥に萌出する、第3大臼歯と呼ばれるものです。
親知らずという言葉の由縁は、「成人し、親が管理していない環境で出てくる歯」ということから親知らずと呼ばれるようになったようです。
萌出してくるのは20歳ごろで、歯根完成の平均は24.5歳と言われています。
奥の歯は、基本的に全て前の歯に傾斜しながら垂直に萌出しますが、親知らずは一番奥のため顎の大きさが小さい方や骨の形状により、まっすぐ萌出せず横向きに引っかかっていることが多い傾向にあります。
 

 
このような親知らずは、結論から言うと「抜いた方が良いです」
斜めに引っかかっていても、清掃ができて保存可能な場合がありますから全て抜歯する必要はありませんが、
「腫れを繰り返す」「手前の歯に虫歯をつくる」「手前の歯の歯槽膿漏の原因となる」「頬を噛んでしまう」
こんな症状があれば、抜歯した方が良いです。
 

 
では、どのステージ(年齢)で抜くのがベストかと言うと20代になります。もちろん全てではありませんが比較的、骨と歯根との関係が甘いこと(癒着リスクが低い)
ある程度歯根が完成され、神経との距離が得られてきているため術後の麻痺リスクが低いため非常に抜歯に適した年代と言えます。
年齢が早過ぎても、外科的な侵襲が増えますし、年齢がある程度経ってからだと骨癒着の可能性が増えてきます。
ただどの年代であってもしっかりとレントゲン撮影を行い状態を把握したうえで治療をしていきましょう。
 
親知らずに関してコジデンでは埋伏している場合も基本抜歯しています。ご希望があれば静脈内鎮静麻酔にて抜歯する場合もありますのでお問い合わせください。
 
 
  
  
 
コジデン院長ブログ(様々なことをゆる〜く書いています)
https://ameblo.jp/kojima-dental
 
トライアスロンで健康ライフブログ(趣味のトライアスロンのレース記です)
http://triathlon51.com