嚢胞を伴う親知らずの抜歯

カテゴリー/外科治療

嚢胞を伴う親知らずの抜歯

治療内容
Details Chief complaint  右下の腫れを繰り返す親知らずを抜歯したい
Treatment plan 右下埋伏智歯抜歯及び嚢胞摘出
Treatment Details 通法通り、埋伏親知らず抜歯及び嚢胞摘出
術前レントゲン写真
CT 1
CT 2
CT 3
Consideration 嚢胞形成した親知らずの抜歯。完全埋伏している親知らずであるが歯冠を取り囲む透過像を2Dのレントゲンにて得られ、下歯槽神経に近接しているためCTにて精査。歯冠取り囲む嚢胞が下歯槽神経にかなり近接しているため術後の麻痺リスクを事前に説明。抜歯及び嚢胞摘出は15-20分で終了。嚢胞は一塊として取れてきたが下歯槽神経へは接していなかった。術後の麻痺等は認めず。経過良好。
 
嚢胞は骨への侵食は低いことから含歯性嚢胞の可能性が高く、鑑別診断として、角化嚢胞性歯原性腫瘍が挙げられる。