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口腔内スキャナーのメリット
2020/10/15
こんにちは、静岡市駿河区にある歯科医院、小嶋デンタルクリニックです。
当院では、セラミック治療に関してはほぼ口腔内スキャナーを用いて行っています。
口腔内スキャナーとは、小型カメラで連続撮影を行いコンピュータ上で立体画像を再現する機械となっています。
今までは立体画像を抽出するという概念はなく、型取りした模型をもとに被せ物や詰め物を作成してきました。
この口腔内スキャナーの患者さんメリットとしては
・型取りの不快感が少ない
・短時間で型取りが終了する
・嘔吐反射の方もできる
・味や、匂いなどがない
制作物のメリットとしては
・技工術者による技術の差がなくなる
・石膏模型というデリケートな作業がなくなる
・模型によるエラー(膨張や破損)がなくなる
などがあります。
歯科によく通院している方は、過去に歯科医院側から「もう一度型取りさせてください」という電話をもらっていったことありませんか?
恥ずかしながら当院でも電話することあります。
もう一度来ていただき型取りする必要がある理由としては、
・作成している模型が破損した
・作成中の模型に制作不能のトラブルが発生した(気泡など)
・模型でチェックすると形成の不備が見つかった
このような理由が考えられます。
口腔内スキャナーによりこのようなトラブルが事前に防ぐことができます。
今までは模型に起こさないと、形成がチェックできない部分も即時に画像に起こして拡大機能を使うことで
精密にわかりますので、すぐ修正が可能となります。
口腔内スキャナーのデメリットとしては
・保険適応からまだ外れている(保険ではまだアナログな型取りしかできません)
・歯並びによっては読み取りが不十分なことがある
このようなデメリットが挙げられます。
しかし、環境負荷もかけないため非常に有益な口腔内スキャナー。
当院では、今年中にもう一台導入する予定となっています。
保険診療でも早く導入されるのを期待しましょう。
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