ブログ
前歯のブリッジ
2020/02/24
こんにちは、静岡市駿河区にある歯科医院、小嶋デンタルクリニックです。
コジデンでは、数多くのセラミック治療を行っています。
セラミック治療というと、「歯を白くする」審美的なイメージが強いと思います。
ただセラミックの良いところは綺麗なだけでなく、他の組織、歯周組織にとっても非常に優しい材料なんです。
やはりその滑沢より汚れがつきにくく、歯周病の影響を受けにくいのが一番素晴らしいと思います。
歯科衛生士も定期検診などで歯周状態を追っていくと、やはり保険で直した被せ物や詰め物より圧倒的にセラミックの方が汚れの付着が少なく、歯周組織が良好に経過していると口を揃えて言います。
保険治療は非常に安価で治すということだけにフォーカスを当てれば非常に良いと思いますが、治した後に歯周病にならない、再度虫歯にならないという
予防の面にフォーカスを当てるとクエスチョンマークが付きます。
日本の国民皆保険制度は、疾病に対する治療ですから「虫歯とって詰める」「大きいところは被せる」という言葉の関係です。予防の観点から考えれば、
「虫歯をとって〇〇で詰める」「大きいところは〇〇で被せる」なぜなら・・・
こんな感じになるはずです
ただ国が医療費を負担してくれる国民皆保険制度は本当に革命的で素晴らしいと思いますので否定するつもりはありませんが、
保険診療=最高の治療ではないことがある
という事実が隠れていることを理解しておきましょう
さて、今日は数十年前に保険診療で治療した前歯の審美的な改善を求められた方のケースになります。
このように歯肉が退縮してしまい根面が露出してしまった状態になります
歯周病のケアを行った後ですので非常に歯肉が引き締まって綺麗な状態でありますが、初診時は歯肉も赤みがあり炎症が強い状態でした
歯周病治療が終了し、歯周組織が安定した状態でセラミック(ジルコニア)のよる治療に入ります。
装着後の写真です。
21の歯肉はやや仮歯で圧迫していたため、装着直後は多少すいて見えますが数日で安定してきます。
見た目も全く分からず、透明感の高いジルコニアを使用したため光に当たるとより天然の歯に近い色合いを出します。
患者さん本人も、本物の歯のようですごく綺麗だと大変満足されていました。
そして何よりもこのジルコニアという材料の特性が素晴らしく、汚れがつきにくい他、硬度も高く長期的に安定する材質なのです。
せっかく治すなら再治療は避けたいですよね。
そしてよりセルフケアにも苦労したくない。しっかりと歯科医と相談して被せ物の材質などを検討するようにしていきましょう!
コジデン院長ブログ(様々なことをゆる〜く書いています)
→https://ameblo.jp/kojima-dental
トライアスロンで健康ライフブログ(趣味のトライアスロンのレース記です)
→http://triathlon51.com