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セラミックについて
2019/12/11
こんにちは、静岡市駿河区にある歯科医院、小嶋デンタルクリニックです。
虫歯治療や、詰め物、被せ物をする際にコジデンでは様々な種類があります。その中で最もオススメなのがセラミック。
保険診療においては、セラミックは保険適応されておらず自費診療となってしまいます。
そもそもなぜ保険診療に入っていないかというと製造コストが高いからです。
保険診療というのは国民皆保険制度のもと行われており、患者さんの環境により3割負担なのか1割もしくは2割など公費が決まってきます。
そのため治療費の支払いの7割以上が保険制度によって賄われます。
財源も限られているため全国民に平等に治療を提供しようとするとある程度コスト管理が必要となります。
そのため、保険診療では昔から銀歯や、プラスチックといった安価な材料が使われています。(銀歯に使う金属である金銀パラジウム合金は今すごく高騰してます)
保険診療で使われる材料は、安価で患者さんにとっては良いのですが、歯に対してすごく良いかというとそうでもありません。
しかし決して悪い訳でもありませんし、治すだけにフォーカスを当てれば保険でも問題ないと思いますが、長期的な目線で見るとやはり欠点が優ってくるのが現状です。
①将来的に虫歯を再発するリスクが高い
②金属使用による身体へのリスクが高い
③歯周病への影響がある
ざっと3つほど上げてみました。
①の将来的に虫歯となるリスクが高いというのは、詰め物の熱膨張係数というのが関係してきます。熱膨張係数というのは簡単にいうと熱を加えた時に物質が膨張する値で要約すると、硬さに関係して
きます。出来るだけ歯と同じか近い値の熱膨張係数を持つ物質を詰め物として選択した方が、歯との馴染みがよくまた虫歯の再発がありません。
プラスチックは歯の硬さに比べ極端に柔らかいため、欠けて虫歯になりやすく、同様に金属も歯の熱膨張係数と数値が遠いため虫歯の再発リスクがあります。一方最も近いのがセラミックなんです。
②に関しては、金属を使用することで様々な影響が出現する可能性もあります。金属の成分も複数の歯科で治療している場合異なることもあり、異種金属がぶつかることで電流が生じたり身体に対して影響が出ることもあります。
③の歯周病に対する影響は、プラークの付着率に依存されます。プラスチックは吸水性があり表面が粗造になりやすい分、プラーク(歯垢)がつきやすいです。金属も同様にプラークが付着しやすいという結果があります。
一方セラミックはほとんど付着しません。プラークが付着しないということは歯肉炎、歯周炎のリスクがかなり減少することとなります。
と、このようにセラミックの歯=審美的に綺麗だということだけでなく、虫歯や歯周病リスクも下がる詰め物なんです。
もちろん、保険の材料を使用したから必ず虫歯になるということはありません。しっかりと虫歯と歯周管理を行っていくことで長期的にコントロールされている方も多いです。
ですがより良い治療を求められるのであれば、セラミックなどの詰め物は非常に歯にとって有効になります。
気になる方は是非ご相談ください。
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